家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信                          NO347

2005年(平成17年)6月24日発行

大 王 や し

 

発 行 所  台中日本人学校       電 話     2567−2079

                       FAX     2567−2085

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校長室より

校 長  松 井 幹 夫

 

1.実り多い修学旅行を終えて

前号の「大王やし」でお知らせしました中学部2・3年生の修学旅行が、6月7日(火)から10日(金)までの3泊4日で実施されました。実施日前の週間天気予報では、台風4号の日本接近・入梅の影響で、修学旅行中の降水確率が50%前後と心配しましたが、期間中、奈良・京都・大阪は、真夏のような天気で、懸念していたことは徒労に終わりました。

7日(火):午前5時40分、早朝にもかかわらず、誰一人遅刻することなく自然科学博物館正面入り口に全員集合。元気に中正国際機場に出発。搭乗手続きを済ませ、台湾を後に一路関西国際空港へ。ユネスコの世界文化遺産であり、世界最古の木造建築でもある法隆寺をゆっくり見学した後、ホテルに到着。大きなプールやお風呂に入り、初日の疲れた身体を癒しました。

8日(水):明日香の里をサイクリング研修、古墳・遺跡を巡り、飛鳥資料館等の見学で、大和朝廷を始めとする日本の古代史を肌で感じることができました。

話術の巧みな専門ガイドさんの説明による東大寺・春日大社の見学。時間と道のりがとても短く感じられた見学でした。また、昼食そっちのけで、鹿に鹿せんべいをやっている子どもたちの姿にあどけなさを感じました。古都奈良を後に一路京都へ。世界に一つしかない手作り扇子の絵付け。時間が限られていましたが、黙々と仕上げる姿は素晴らしかったです。出来上がった扇子が届くのが、とても待ち遠しいです。風情ある和風旅館での宿泊。夕食では、久しぶりに食する和牛の「すきやき」に感激し、どのテーブルの鍋もきれいに完食でした。子どもたちは、畳の上に布団を敷いた寝床で、どんな夢を見ながら寝ていたのでしょう。

9日(木):短い準備期間で意見が噛み合わなかったこともあったでしょうが、班の仲間と知恵を出し合い立派に計画を練った「京都市内班別自主研修」に喜び勇んで出かけていきました。私たち引率教職員は、うまく移動できているか、不測の事態が発生して携帯電話に連絡が入ってこないかと心配していましたが、最終目的地であるホテルに全部の班が何事もなく無事到着した時には、ほっと胸をなでおろしました。メニューの豊富なバイキング料理にびっくりしながら、全員何度もお代わりし、おいしくいただきました。

何事もなく無事終わった「京都市内班別自主研修」のご褒美として、計画にはなかったホテル周辺の散策と買い物の自由時間が設定され、子どもたちは楽しい一時を過ごしました。

10日(金):いよいよ最終日、子どもたちが最も楽しみにしていたユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ。子どもたちは、開門と同時にお目当てのアトラクションに一目散に走って行き、楽しい時間を過ごしました。台北にむけて定刻に関西国際空港を出発し、高速道路が混んでいたので台中到着が少し遅れましたが、多くの保護者の皆様、教職員の出迎えを受け、無事修学旅行を終えました。

旅行中、お世話になった添乗員さん、奈良を案内していただいたガイドさんを始め多くの人に感謝の気持ちを送ります。

また、宿泊地までお越しいただき、子どもたち一人ひとりにプレゼントを届けてくださった元PTA会長と卒業生の姉弟、S君のお父さん、前教頭先生、U先生、宿にメッセージを届けてくださったK先生に感謝申しあげます。

 

2.バザーに向けて

 7月9日(土)のPTAバザーに向けて、PTA会長を始め役員の皆様が中心となり、準備を進めていただいております。バザー開催の趣旨である『バザー収益金による学校備品の充実のため』をご理解いただき、ご支援・ご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 

3.授業参観週間ありがとうございました

20日(月)から24日(金)までの「授業参観週間」では、多くの保護者の皆様方に、日頃の子どもたちの頑張っている様子を観ていただきありがとうございました。1学期も残すところ1か月となりましたが、子どもたちはすっかり学級担任・教科の先生方とも慣れ、1学期の学習のまとめに向けて頑張っています。また、水泳学習にも、泳力の向上・新しい泳法を身に付けようと一生懸命取り組んでいます。

 

4.ご家庭でもご注意ください

近年、情報化時代となり、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しています。携帯電話を上手に使いこなしたり、インターネットを利用した情報交換を積極的に行ったりする小中学生が増加し、犯罪に巻き込まれたり、問題行動を起こしたりする事件が日本国内では多発しています。台中日本人学校でも、子どもたちにそのようなことが発生しないよう注意を促しています。

そこで、先週、小学部高学年・中学部の学級通信で、各学級担任が次のような内容の文章を掲載しました。全校の保護者の皆様にもご理解・ご協力いただきたく、再度「大王やし」にも掲載いたします。

@電話(携帯電話)について

 夜遅い時間に、しかも長電話をする子どもがいるようです。電話は相手の都合に関係なくかけることができます。時と場合によっては、かけられた方には迷惑な場合もあります。特に、海外である台湾に住む者にとって、いつ緊急の連絡が入るか分かりません。電話をかける場合も受ける場合も、常識を守ることが大切です。

A中学生の間で、インターネットを利用した情報交換が行われています。「チャット」や「メッセンジャー」などと言われているようです。こちらにも相手の都合や状況に関係なく、発信者の一方的な情報の押し付けとなることがあります。このような通信手段は危険を含んでいます。

携帯電話やインターネットの世界には、たくさんの落とし穴や罠があります。子どもたちが被害にあわないように、学校でも注意・指導しますが、各ご家庭におかれましても、子どもたちの日常生活により気配りをいただければ幸いです。

 

 

 

中学部修学旅行

 

中学部2,3年生は、6月7日()〜10日()の日程で、日本の関西方面へ行ってきました。

 

○1日目 台中 → 中正国際機場 →  関西国際空港 → 奈良・法隆寺 → 宿舎(奈良)

 

 

 

 

 

 

 

 

        実行委員長       いつものバスで出発です        世界最古の木造建築、法隆寺

                        

 

 

○2日目  宿舎(奈良) → 明日香村 → 東大寺 → 京扇子体験 →宿舎(京都)

 

 

 

 

 

 

 

 

明日香村をサイクリング!        明日香村 石舞台古墳             奈良公園名物、鹿せんべい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界最大の木造建築物 東大寺大仏殿     大仏殿をバックに

 

 

 

○3日目   宿舎 → 京都班別研修 → 宿舎(大阪)

 3日目は朝から班別研修を行いました。事前の計画に基づいて金閣や清水寺、竜安寺や知恩院などを電車やバスを使って移動し、見学しました。大きく迷う班もなく、時間通りに大阪の宿舎に集合することができて充実した研修になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

    鮮やかな金閣                   知恩院にて                 清水寺にて         弁慶と力比べ?

 

 

 

○4日目  宿舎 → ユニバーサルスタジオジャパン  → 関西国際空港 → 中正国際機場 → 台中

 

 

 

 

 

 

 

 学年を超えて、目標である「一致団結」の本当の意味を知り、そしてみんなで達成できた最高の修学旅行でした。

 

 

 

 小学部3年音楽朝会

 

  6月14日()  、今年度初めての音楽朝会が行われました。一人ひとりの子どもたちが作った手作り楽器「カズー」を手に、息のあった合奏と、元気な合唱を聴かせてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペンリレー

 

教職員のみなさまから

 

 

    この中に大器あり!              事務主任

 

前校舎の玄関には、毛筆書きで「この中に大器あり」というA4サイズの額が飾ってありました。それを見るたびに、当時はただ、子どもって本当にいろんな可能性があると思うだけでした。

 しかし近年、本校から出た子が母校を懐かしんで訪ねてくることが時々あります。その子らは立派な名門大学の在校生や社会人となっています。

 その子らとの再会を経て、ふと「この中に大器あり」というイメージが現像されたような感じがしました。

 これからいつでもこの言葉を胸にして子どもたちと接したいと思います。子どもたちも将来いろんな分野で大器になってほしいです。そして母校を忘れずに訪ねに来てくださいね。卒業の時期でもないのに、子ど

もたちへの期待と先生方への励ましを込めて書かせて頂きました。

 

 

   お茶の時間              中1副担任

 

お茶を飲むことが好きです。

幼い頃、お茶の香りをかぎながら辿り着いたのはいつも父の傍でした。背が机より低いので、一生懸命父の膝に上って父のお茶を飲んでいたのです。その時微笑んでくれた父の顔と部屋の中に漂った香り、それはいまでも心の中に深く焼き付いています。

毎日の生活は、何気ないことの繰り返しのように見えますが、明日のために、今現在を大事にしなければなりません。お茶は、飲むことで気持ちが落ち着いたり体の疲れが取れたりと、心身に心地よい影響を与えてくれます。皆様も一服どうですか?

 

 

日本語と現代中国語について       小学部3,4年副担任

 

最近、漢字検定を受ける人がたくさんいます。これは大変素晴らしいことだと思いますが、その一方、何故現代中国語を一つも教えずにひたすら中国語の古典である漢文を教えるのかという疑問も残っています。

中国の古典一筋ともなれば、「『たべる』『あまい』や『のむ』を中国語で述べなさい」と言われれば、疑うことなく「『食』『甘』『飲』」と言ってしまうのも当然でしょう。しかし残念ながら、これらの漢字は現代中国語(会話)ではあまり用いられていません。今の中国語は、吃(たべる)、甜(あまい)、喝(のむ)という字を用いているのです。

このように日本人は中国の古典語がお好きのようで、古典語をいっぱい学んでいます。いや学ばされてきたといった方が正しいかもしれません。

これはこれで結構なのですが、現代中国語を学ぶ上では逆にあだになっていることも否めない事実でしょう。下にこのような漢字を列記して現代中国語への案内としたいと思います。

 

(日本)       (中国の古典語)      (現在の中国語)

              ↓              ↓

@あるく         @歩             @走 

Aいう          A言             A説   

Bまつ          B待             B等

Cいく          C行             C去

 

 

かたつむり            養護教諭

 

台中日本人学校に勤めて、そろそろ一年になります。いつもお世話になっています。本当にありがとうございます。一年前、学校に来たばかりの時、先生たちの会話は聞いても分からなかったし、ほとんど話せませんでした。でも、私は日本語に興味をもっていますから、毎日、本を読んで一生懸命勉強しています。

 日本語学習の魅力はどこにあるのでしょうか。日本語を学びたくなるのは、一つに、仕事のためや学問を深めるためです。二つめに、日本語が社会の各界、各層で有力な武器になっているからでもあります。しかし、習えば習うほど、日本語の奥は深く自分の勉強不足を感じます。恥ずかしく思います。やっぱり今までどおり、これからも少しずつでもいいから、休まずに続けたいと思っています。日本語が自由に話せて、文章に書き表せるのはいつの日か、遠い道のりだと思いますが「かたつむり」のように、あせらず一歩一歩あゆみ続けます。

 

 

ライチ             事務員

 

 大雨の後、いよいよ夏の果物ライチが登場します。玉荷包ライチや糯米ライチや黒葉などの品種があり、実が多く、種が小さい点が特徴です。ライチを食べ始めた時代は中国の漢朝から唐の時代が一番盛んで、もう二千年ぐらいの歴史があります。昔、唐朝の楊貴妃が大好物だったライチはビタミンCが豊富で、美白に効くことと顔色がよくなることは魅力的な点です。産地は中国、台湾、東南アジアの他、オーストラリアやアメリカのカリフォルニアでも栽培しています。ライチの賞味期間は短く、冷蔵で輸出すると皮が黒く砕けやすいため、外国では缶詰の方が多いそうです。台湾で旬になると、安くて新鮮なものが食べられるので、まさにライチの天国ですね。では、今年のライチ狩りも楽しみにしていてください!                           

 

 

果物の王様 バナナ         校務員

 

皆さん、今年のバナナはいかがでしょうか。学校のバナナは芭蕉とも言い、バナナの中で一番おいしく歯応えがいい品種です。澱粉と糖分が豊富で四本のバナナの熱量は一茶碗のご飯と同じだそうです。ダイエット中の方は消化を促進するので、適量食べると便秘が解決し、もっと順調に痩せられるでしょう。そして、カリウムをたくさん含むので、血圧が高いとか、心臓や血行が悪いといった症状も改善できます。バナナの食べ方はいろいろあり、例えば、バナナミルクジュース、バナナアイス、バナナケーキ、サラダ、熱い蜂蜜をかけるタイ風デザートなど、数々あります。皆さんもどうぞ新しいメニューを開発してください。                            

 

 

大家好!             警備員

 

 みなさんこんにちは!日本人学校の警備員として新しく赴任しました。日本人学校へ赴任できて、とても光栄に思います。これからよろしくお願いします。

 新しい環境のなか、不慣れなことがたくさんあるので、なにかとご迷惑をおかけしますがお許しください。早く環境に馴染めるようがんばりたいと思います。

 そして、日本語ができないことは最大の悩みです。みなさんと意思疎通ができず、よいサービスもできなくなるからです。もし、ゆきとどかないことがあったり笑顔を忘れたりした時は、お許し下さい。ありがとうございました!

 

 

 

図書紹介

 

 今月は、中学部3年生S君からの紹介です。

 

 ぼくが今から紹介する本は、「デルトラ・クエスト」という本です。

 この本は、ぼくが日本にいるときにはやった本ですが、この本を読み始めたきっかけは、友達に「おもしろいよ。」と薦められたことと、表紙がきれいで目を引く本だったからです。

 

 この本の内容は、ぼくの大好きな冒険物語です。王家に伝わる七つの宝石が、陰の大王に奪われてバラバラにされ、七体の魔物と一緒に七つの場所に隠されます。その宝石を取り戻し、「デルトラ王国」を救うために、一枚の地図を頼りに一人の少年が冒険の旅に出るという話です。

 主人公は「リーフ」という名の少年で、とてもすばしっこくて賢いので、ここぞというときにいつも活躍します。「リーフ」と一緒に旅をするのは「バルダ」という男と「ジャスミン」という少女です。「バルダ」はとても体が大きく力もあります。「ジャスミン」は森にずっと一人で暮らしていたので動物や植物と話ができる不思議な少女で、木登りがとても上手で身軽です。この三人を中心にどんどん魔物を倒していきます。

 他にもパズルのような謎かけもたくさん出てきます。

 

 ぼくは、この本が大好きで、新しく出るたびに買っています。台中校の図書室にはありました。みんなも是非読んでみてください。表紙がきれいなので、すぐに分かると思います。