家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信 NO340
2005年(平成17年)1月28日発行
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大 王 や し |
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発 行 所 台中日本人学校 |
校長室より
校 長 松 井 幹 夫
1.健康に気配り
3学期が始まり、あっという間に1月が終わろうとしています。昨年末から今月中旬まで、台湾でも寒い日が続きました。皆様方の体調は、如何でしたでしょうか。学校では、カゼで体調を崩す子どももいましたが、欠席が長くならなかったことに安堵しています。毎日、健康チェックを行い、うがい・手洗いの励行を指導していますが、ご家庭におかれましても、外出先から帰ってきたら、先ずうがい・手洗いの習慣が身に付きますよう言葉掛けをお願いいたします。
2.春節(旧暦のお正月)を迎えるに当たって
学校は、2月5日(土)から、8日;除夕(旧暦の大晦日)・9日;春節(旧暦の元旦)をはさみ、2月13日(日)までの9日間のお休みになります。子どもたちは、台湾のお正月をとても楽しみにしています。どうか、日本のお正月との違いを数多く体験させてやってください。しかし、年末年始は、子どもたちにとっても台湾の人々にとっても、普段の生活と違ったリズムになりますので、ご家庭におかれましては、子どもの健康・安全に十分配慮していただくことをお願いいたします。
9日間の休みが有意義に過ごせ、異文化理解が実りあるものになることを願っています。
3.小・中学部入学者説明会
2005年度(平成17年度)に台中日本人学校へ入学される子どもたちの保護者に対しまして、入学説明会を中学部2月24日(木)、小学部25日(金)の予定で開催いたします。
エンゼル幼稚園に通っている子どもたちには幼稚園を通して、また、ご連絡いただきました方には、在校生を通して2月1日付で「ご案内」をお届けいたします。
ご近所の方、お知り合いの方で、来年度本校に入学を予定されている方をご存知の方は学校までご連絡ください。
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2004年度子ども相談室より−17−
子ども相談担当
「ゆでガエルになるなかれ」
心理学の分野で「ベイトソンのゆでガエル」と言われる有名な実験があります。生きたカエルを使った2つの実験で、ひとつめは、沸騰した熱湯の中にカエルを入れてみるのです。すると、カエルは熱さにびっくりして熱湯の中から飛び出し、死なずにすむというものです。ふたつめは、冷たい水の中に入れ、ゆっくりと下からあたため温度を上げていくのです。すると、カエルは冷水が徐々にぬるま湯となり心地よいので、飛び出そうとはしないそうです。その心地よさにひたっていると、しだいに温度が上がり、最後には“ゆでガエル”になって死んでしまうというものです。生き物を使った残酷な実験ではありますが、急激な変化に対してはすぐに反応して助かることもできるけど、ゆるやかな変化に対してはすぐに反応できないため、気がついた時には『もう時すでに遅し』で助からないことを教えてくれているのです。私たちの生活でも、ぬるま湯にどっぷりとつかっていると、いつかは取り返しがつかなくなってしまうことも予想されますね。あなたは今、ぬるま湯に使った生活を送っていませんか?
この「子ども相談室より」を利用して数多くの“言葉”を紹介してきました。今回は2つの『教え』を紹介したいと思います。
心訓『福翁自伝』より
【福沢諭吉】一万円札で有名な明治時代の学者。『学問のすすめ』など多数の著書がある。


『インディアンの教え』より
批判ばかり受けて育った子は 批判ばかりします
敵意に満ちた中で育った子は 誰とでも戦います
ひやかしを受けて育った子は はにかみやになります
ねたみを受けて育った子は いつも悪いことをしているような気を持ちます
心が寛大な人の中で育った子は がまん強くなります
励ましを受けて育った子は 自信を持ちます
ほめられる中で育った子は いつも感謝することを知ります
公明正大の中で育った子は 正義感を持ちます
思いやりのある中で育った子は 信頼を持ちます
人にほめられる中で育った子は 自分を大切にします
仲間の愛で育った子は 世界の愛を見つけます
今回紹介した2つの『教え』は、それぞれ別の本に書いてあった内容です。「インディアンの教え」は昨年度の小2の保護者の方々には一度お配りしたことがあります。国が違っても、民族が違っても、時代が違っても、子育てで大切なことや生きていく上で柱になる考えは普遍なのかも知れませんね。本の中から気に入った言葉や、共感できる文章を見つけた時は「この本を買ってよかった!」と素直に喜びます。さらに、本のページとページの間にはさんである“しおり”に書かれている言葉が良かったときは、『グリコのおまけに当たった』時のように嬉しくなります。先日、単行本を買いました。その本の間にはさまれていたしおりには、次のような詩が書かれていました。
道
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる。
深い喜びも生まれてくる。
松下幸之助『大切なこと』
この短い文章の中に、『松下幸之助』という日本が生んだ偉大な人物の経験に基づく思いが込められているような気がしました。 昨年度、子育ての話から始まった「子ども相談室より」もいよいよ残り後3回になりました。もうしばらく、私の語りにお付き合い下さい。
図書紹介
中学部学習委員会のみなさんが、お気に入りの一冊を紹介します。
今回は、中学部1年Sくんが紹介します。
僕が今回紹介する本は『ズッコケ三人組シリーズ』です。『ズッコケ三人組シリーズ』は台中校の図書室にもたくさんあります。昨年は日曜日の夕方にNHKでもドラマとして放送されていたので、見た人も多いと思います。
この本を紹介しようと思った理由は、実は僕は本を読むことが嫌いですが、この『ズッコケ三人組シリーズ』はそんな僕が今とってもはまって読んでいるからです。だから、僕と同じように本を読むことがきらいな人でもこのシリーズを読めば、きっと本を読む楽しさが分かると思います。
今回は『ズッコケ3人組シリーズ』の中から『ズッコケ三人組ハワイに行く』を紹介します。内容は、あるガムを買って抽選券を集めて、懸賞に応募してハワイ旅行に行くというものです。本の最初のページに、“はじめに 当社は、新製品スリースターガムの発売を記念して、お客さまをハワイ旅行にご招待することにいたしました。スリースターガムのパッケージについたシールを十枚あつめて、左記のところに郵送してください。抽選で、九十名のお子さま(十五歳以下)をハワイにご招待します。”という文が書いてあり、僕はこの文章を見て興味がわきました。僕は一生懸命になって何かをすることが少なかったけれど、この本は読者を未知なる世界に連れて行ってくれるから、集中して読むことができました。
<主人公紹介>
稲穂県ミドリ市花山町の花山第二小学校6年1組のハチベエ(八谷良平)・ハカセ(山中正太郎)・モーちゃん(奥田三吉)が主人公です。それぞれ違う個性をもった3人が巻き起こすどたばた劇や心温まるストーリーが子どもたちに人気です。
<作者紹介>
作家:那須正幹(なすまさもと)
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活に入る。主な作品に、ズッコケ三人組シリーズ「それいけズッコケ三人組」以下50巻をめざして執筆中。「ねんどの神さま」「さぎ師たちの空」(路傍の石文学賞)「海賊モーガンはぼくの友だち」「お江戸百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞)「絵で読む広島の原爆」など多数。
原画:前川かずお
1937年、大阪に生まれる。第11回小学館児童漫画賞受賞。漫画、絵本、さし絵の世界で活躍。さし絵に、那須氏とコンビによるズッコケ三人組シリーズ、絵本に「くものぴかごろう」「おにがわら」
「うさぎのとっぴん」などがある。1993年、歿。