家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信 NO333
2004年(平成16年)10月8日発行
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大 王 や し |
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発 行 所 台中日本人学校 |
校長室より
校 長 松 井 幹 夫
1.水泳授業無事終了
9月23日(木)に、6月から始まった水泳授業の総まとめとしての校内水泳記録会が、多くの保護者の皆様にご参観いただき盛大に開催されました。当日は、午前の部、午後の部ともに風が強く、少しコンディションは悪かったのですが、子どもたちは日頃の力を十分に発揮し、授業中に計測したタイムを上回る記録を出していました。
今年も新記録が多く出て、大変レベルの高い大会となりました。これは、台中日本人学校の子どもたちの水泳の能力が向上している結果だと思います。子どもたちの頑張りに熱きご声援ありがとうございました。
2.土曜参観日
9月25日(土)の授業参観・学級懇談会への参加ありがとうございました。
第2校時の授業参観には、多くの保護者の皆様に参観いただきありがとうございました。子どもたちは、幾分緊張しながらも日頃の学習態度で、授業の中で持っている力を十分発揮していました。
第3校時の懇談会にも、多くの保護者の皆様に参加いただきました。傾聴すべきご意見が数多く出され、盛会の内に終わったと各担任より聞いております。学校へのご要望・ご意見などを真摯に受け止め、これからの学校運営に生かしてまいります。
3.秋祭りに向けて
子どもたち・保護者の皆様、台湾に在住されている日本人の方々・台湾の方々が楽しみにしていらっしゃる台湾日本人会台中支部主催の「第13回秋祭り」が、16日(土)に本校校庭で開催されます。
当日は、小学部1・2・3年生による手づくりのお神輿、懐かしい日本の盆踊りや生徒・PTA・婦人部等による模擬店も出店されます。どうか多くの保護者の皆様方に参加いただき、子どもたちと一緒に『日本の秋』を楽しんでいただければ幸いです。
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ペンリレー
今回は中学部3年担任です。

昨年のペンリレーでは、日本の所属校への台湾通信を紹介させていただきました。今回は、中学部3年生の学級通信を紹介したいと思います。これまで、学級通信は手書きでしか書いたことがありません。パソコンで通信を作りたいと毎年思うのですが、なかなか難しく、デジタル時代でありながら、今年もアナログで始まってしまいました。
しかも、私は自分の思いや考えを文字で表現することが苦手です。毎回、読みにくい文字と文章で、本当に中学3年生と保護者の皆様には申し訳なく思っています。
七転八倒しながらもこれまで続けて発行することが出来たのは、8名の生徒のおかげであるといつも感謝しています。そこで、このペンリレーの場を借りて、8名の生徒たちが想いを綴ったペンリレーにしたいと思います。
【中学三年生になって】
この台中校での生活は、あと1年です。だからこの1年間は、委員会・部活動・クラスをもっと良いものにするため、自分の力を100%全開にして頑張ります。そして、苦手なことでも最後まであきらめずにやり通したいと思います。今年は、今までより10倍頑張って、素晴らしい3年生になります。
「ついに」というわけではありませんが、中学3年になって安心したような、慌ただしいような、そんな不思議な気持ちになりました。まず、自分が行くべき道、進路を決める事が、3年生になってする僕の最初の仕事です。
【どんな苦しい壁も乗り越えて】
心配と不安は募るばかりですが、今まで8人協力し、どんな壁も乗り越えてきたので、きっと思い出として残る運動会にすることができると思います。これから色々な行事や辛いことなどを乗り越えていくごとに自信をつけ、一つ一つ目の前のことを一生懸命やって、立派な人になっていきたいと思います。
【感動をありがとう】
閉会式の途中から、涙が止まりませんでした。ずっと我慢していたのですが、校歌を歌う時に声のかわりに涙が出てしまいました。普段の生活では悔しい思いや、悲しい思いをしても平気なのですが、今回は感情を抑えることができませんでした。それほど運動会への思い入れが強かったのだと思います。運動会は年間行事の一つで、スタートにすぎません。とても良いスタートがきれたと思います。
【宿泊学習・・・大変な中から楽しさを見つけた】
1日目のサイクリングから始まり、スポーツ大会、夜のスタンツなどの楽しい行事がたくさんありました。特に、スタンツは練習時間があまりなかったのですが、みんなが協力し、本番は少しぎこちなく感じるところもありましたが、成功したと思います。運動会同様成功させたいという気持ちがなければ、こんなに楽しい宿泊学習にはできなかったと思います。
【総合的な学習の発表を終えて】
最初は何から調べたらいいのかわからなかったけれど、みんなで協力しながら色々な台湾の打楽器について調べてみました。結婚式や葬式等にも使われ、打楽器には色々なものがあることを知りました。これからは、掲示物や発表の仕方をもっと工夫して、みんなに台湾の素晴らしい楽器についてもっと知ってもらいたいと思います。
【2学期スタート・・・実り多く】
2学期は多くの行事があります。成果よりも過程を大切にし、最高学年として責任と自覚を持って、最高の思い出作りができるよう、みんなと協力して頑張りたいと思います。そして、卒業までの残り少ない日々を一日一日大切にして、精一杯全力でみんなと力を合わせて実り多き二学期になるよう、いつも笑顔で頑張りたいと思います。
【学ぼうとする心・・・友の偉大さ】
校外学習の朝、班長としてしっかりと務めを果たさなければならないという「プレッシャー」から救ってくれたのが友だちでした。道に迷った時、教えてくれた友だち。バスの中や昼食時楽しく盛り上げてくれた友だち。今日一日楽しく過ごせたのも全て友だちのおかげです。友だちから「君は一人じゃない」と励まされた一日でした。後輩、中3のみんな、先生方、お世話になりました。
秋の始まりを、朝の少し冷たくなった風を頬で感じながら、「あ・・・、もう今年度も半分終わってしまった。」と寂しく思います。この半年間を振り返る意味で、これまで出した学級通信を読み直してみると、生徒たちが綴った想いと、数枚の写真が最初に目に飛び込んできます。いつもそこにはキラキラと輝いていた生徒たちがいます。そして、通信で私が生徒たちに送るメッセージは、いつもたった一行。力強く書く筆文字は、決してバランスのとれた美しい文字ではありませんし、毎回込める思いも違うので、文字の形も太さも微妙に違います。
全てがデジタル化するかもしれない近未来。夢をふくらませて、その近未来へ向かって歩んでいく生徒たちへ、私はあえてアナログ的である手書きの学級通信を書き続けます。
「不器用でたくさんは発行できないけれど、君たちの輝きを、この手で卒業式まで綴らせて下さい。これからも、手書きの学級通信を宜しくお願いします。」
2004年度子ども相談室より−10−
子ども相談担当
『無理だ。私にはできない。』『これが限界だ。もうダメだ。』
こんな言葉を耳にすることはありませんか?子どもたちの口からも時々出てきます。私たち大人同士の会話の中でも出てくることがありますよね。
「無理だ。私にはできない。」「これが限界だ。もうダメだ。」などと決めつけていたら、本当にダメになってしまいます。まだまだ底力が残っているのに、本人がダメだと決めつけたら、せっかくの底力を出すことができません。それとは逆に、周囲の人が「ダメだ」と言っても、本人がそう思っていなければ、ちっともダメではありません。 自分自身に「ダメ」「能力がない」「のろま」「飽きっぽい」などの、マイナスのレッテルを貼っていないでしょうか?トーマス・エジソンは電球のフィラメントを発明するまで、3683回失敗したそうです。2度や3度くらい失敗したからと言って、「ダメ」とあきらめるのは早すぎるのではないでしょうか。「失敗は成功の母」というのもエジソンの言葉です。失敗ばかりしていて、ぜんぜん成功しない人も少なくないでしょう。しかし、一度も失敗しないで成功した人は、絶対にいないと思います。極端に言うならば『失敗しない人には成功もない』のではないでしょうか。
“世界のホンダ”の創始者である本田宗一郎氏は、「私の現在が成功というのなら、その成功は、みんな過去の失敗が土台になっている。私の過去は失敗の連続だ。」と述べています。失敗⇒挑戦⇒失敗⇒挑戦・・・の繰り返しの中から成功は生まれてくると思うのです。だから、自分で自分のことを決めつけず、失敗してもいつまでも落ち込まない、そんな気持ちを育てることも大切だと思う今日この頃です。
みなさんはNK細胞というものをご存知でしょうか?私は台中日本人学校に赴任する前に体調を崩し、周囲の方々にも心配をかけたことがあります。その時に友人が「これ読んでみて。」と言って持ってきてくれた本の中に、ある医者の言葉がありました。その時に初めてこの「NK細胞」という文字と出会ったのですが、簡単に言うと、人間の体内には自然治癒力というものがもともと備わっているということです。そして、この自然治癒力というものは、精神状態に大きく左右されるものだということが科学的にも証明されているのです。友人は、体調を崩して落ち込んでいる私を元気づけるためにわざわざこの本を探してもって来てくれたのでした。その友人の気持ちが嬉しくて、今でも忘れられない言葉の1つとなっています。このNK細胞という文字を、最近読んだ本の中で見つけました。
極度の心配ごととか、不安が続くと、人間の体はそうしたストレスに立ち向かうための「戦闘態勢」に入ります。この戦闘態勢が長引くと、脳が酷使されて疲れきってしまいます。カラダの「司令塔」である脳が疲れきってしまうのですから、体内の免疫システムも乱れてしまいます。
極度の心配ごととか、不安が続くと、リンパ球の一種であるNK細胞が、うまく働きません。人間、20歳以上の年齢になると、誰でも1日に100万個(ゴマ粒1個くらいの大きさ)のガン細胞が、体内で発生しています。それでも、ガンで倒れないのは、NK細胞を主とした免疫細胞が、ガン細胞をたたきつぶしているからです。
ところが、極度の心配ごととかが続くと、NK細胞は戦闘意欲を失います。ガン細胞をたたきつぶす「シゴト」を、さぼってしまうわけです。そうなると、ガン細胞がのさばります。このように、心配ごととかを長引かせていると、身のためにならないのです。
心配ごととかは、早目に乗り切ることです。その秘訣は、ふだんから「プラス思考」を習慣付けておくことです。
「どんな心配ごとでも、やがて、思ってもみなかったカタチで解決の道が、開ける・・・。」とプラス思考します。 以上のようなことが記述されていました。
NKとは「Natural Killer(ナチュラル キラー)」の短縮形です。自分の体を守るために、外部から侵入してきたウィルスや体内で発生する人体に悪影響を与える細胞と闘っている細胞が、誰もの中にあるのです。この細胞に力を与え、数を増やすことができるのは、その人のプラスの気持ちなんだそうです。だから、心の健康と身体の健康は密接に関連しあっているのです。「どうせ・・・」「やっぱり・・・」というマイナスの気持ちが強まれば、気持ちだけではなく身体までもが弱ってしまいます。
自分ひとりで解決できないことは、絶対に自分の中に溜め込んではいけません。誰かに相談しても解決しないこともあるかもしれませんが、話してみることで少しは気持ちが軽くなることだってあります。自分の心と身体を守るためにも、体内のNK細胞にエネルギーを与え、病気に負けない体にしていくためにも、まずは心の安定が第一だと思うのです。心の安定のための一番の薬は、お父さんやお母さんが子どもの表情の変化や言葉に気づき、心の中に溜め込んだモノを少しずつでいいから発散させてあげることだと思います。
「強い体に強い心が宿る」のではなく、「強い心に強い体が育つ」ことになるのだと、自分自身の体験から思うことがあります。子どもたちの心を鍛えるために何が必要なのかをこれからも一緒に考えていきましょう。