家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信 NO331
2004年(平成16年)8月30日発行
|
大 王 や し |
|
発 行 所 台中日本人学校 電 話 2567−2079 FAX 2567−2085 e−mail tjs97@ms18.hinet.net ホームページ http://myweb.hinet.net/home5/tjs97/ |
校長室より
校 長 松 井 幹 夫
1.2学期のスタート
長い夏休みが終わって2学期が始まりました。一段と逞しく成長し元気に登校してくる子どもたちで久しぶりに学校に活気が戻ってきました。
日本の今年の夏は、各地で例年に比べて特に暑く、真夏日の連続期間の記録が更新されたと報じられています。また、日本・台湾とも台風の影響で大きな被害を受けた地域が数多くあり、自然の脅威を思い知らされました。
各ご家庭では、楽しい、充実した夏休みを過ごされたことと思います。
2学期は三つの学期のなかでも一番長い学期で、学校では校内水泳記録会、学習発表会小学部修学旅行、マラソン大会、餅つき大会など大きな行事、楽しい行事をいろいろ予定しています。一人ひとりがめあてをしっかり持ち、新鮮な気持ちで積極的に取り組んでほしいものです。行事が一つ終わるたびに、行事を節目として、成長したといわれるようにならねば意味がありません。また、学習にも一段と熱が入り、子どもたちが一番成長する学期でもあります。
そこで、まず、夏休みの生活のリズムからスイッチを切り替えて、早く学校の生活リズムに戻すようにさせたいと思います。ご家庭でも、このスイッチの切り替えを上手にさせていただき、子どもたちが生き生きとした学校生活が送れますよう、また、充実した実り多い二学期になりますよう、ご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
2.学校清掃のお礼
8月28日(土)には、PTA会員の皆様をはじめ多くの方々に参加していただき、校舎・体育館・運動場周辺の清掃をしていただきました。一か月以上使用していなかった校舎内外が本当に美しくなりました。また、多くの子どもたちも参加し、保護者の皆様方と協力しながら一生懸命働いてくれました。その姿から、来週から始まる2学期に向けて、自分たちが学ぶ学校を美しくし、気持ちのよい新学期を迎えようとする意気込みがひしひしと感じられました。きっと、「愛校心、勤労・奉仕」の気持ちも育ったことでしょう。
多くの皆様方の参加・協力、本当にありがとうございました。
本日、美しくなった校舎で、4名の新しい仲間を迎え、新学期がスタートしました。
きっと、新しい仲間も台中日本人学校の生活に早く慣れ、気持ちのよい学校づくりに努めてくれることでしょう。
小学部児童・中学部生徒数
|
【小学部】 【中学部】 1年生 18名 1年生 6名 2年生 24名 2年生 14名 5年生 21名 (中学部合計 28名) 6年生 15名 |
窓
7月21日(水)〜22日(木)
「宿泊学習」
小学部の通霄西濱海洋園區での活動の様子です。「砂の芸術」でいろいろな動物をつくったり、海に入り楽しんだり、水族館の見学も行いました。



中学部の東豊緑色走廊でのサイクリング活動です。一生懸命自転車をこいで、坂をのぼりきれいな並木道を抜けゴール!おいしいお弁当も食べてきました。



中学部の「スポーツ活動」の様子です。下の写真は、体育館でバスケットボールとバレーボールをしている様子と、プールで水球をしている様子です。


小学部のキャンプファイヤーの様子です。 小中合同で夕食を食べました。メニュー
写真は楽しくゲームをしているところです。 は、おいしいカレーとサラダ・デザートで
した。




天燈が今、空に向かって上昇しようとし 小学部の「プール活動」の様子です。写
ているところです。天燈にはそれぞれの願 真は、メダル拾いをしている様子です。一
いが書かれており、思いを込めて空へと飛 枚でも多くのメダルを拾おうと頑張ってい
ばしました。 ます。
ペンリレー
中学部1年副担任
台湾の地を踏んでまだ日の浅い私が1学期中に強く願うようになっていたこと、それは「夏休みに入って時間ができたら、一人で台湾をぐるりと一周してみたい!」ということでした。この私の願いを聞いて「ふうん」と納得してしまう人は、私をまだよく知らない人でしょう。なぜなら私をよく知る人ならば「やめた方がいいんじゃない」「無謀じゃない」と反対するに決まっているからです。
私は三次元空間における空間認識能力が著しく欠如しており、自分が現在どの位置にいるのかを把握できないことがしばしばあります(この状態を平易な表現で「方向音痴」とも言います)。さて、空間認識能力の劣った人間が街を、特に慣れない街を動き回る時にどれだけ大変かは、体の中にGPSシステムを埋め込んだかのようにどこへでも移動できる人々にはどうしても理解してもらえないことでしょう。こんな時、人間ナビが側にいて「さ、こっちだよ」と連れて行ってくれると大変楽なのでしょうが、困ったことに我が儘な私は一人で行動することが大好きときています。そこで仕方なく地図を片手にウロウロと動き回ることになるのです。
こんな私の鬼門は何と言っても地下鉄です。「地下鉄は速くて便利」ということは重々承知。しかし二の足を踏んでしまう理由があります。それは「出口によって全く違う場所に出てしまう」という至極当たり前のことが理由です。先程も述べたように、私には空間認識能力が欠けているわけですから、地下鉄の出口を出て地上に出た途端、かなりの確率で「ここはどこ?」という状態に陥ります。さて、私の行きたい所は右?それとも左?もしかしたら前かしら?う〜ん、わからない。と、出口で立ちつくした状態で時が無情にも五分、六分と過ぎてしまうのです。地下鉄の駅には構内に主な目的地と出口が書いてあるので、それを見ながら出口から地上へ出るところまでは大丈夫なのですが、そこからが大変です。私はこれまで「今日こそはうまく目的地へ着けますように」と何度祈りながら地上に出たことでしょう。
そんな私でも失敗を繰り返すうちに「このままではいけない」と学習し、数年前にあるものを購入しました。ここ数年、自分の生活圏外に出かけるときに私はそれを必ず持って行くことにしています。それは方位磁石です。日本の百円ショップで買った何てことないものなのですが、今の私はこれがないとどこにも行けません。地下鉄の出口から出ても今自分がどこにいるかわからない私は、まず最初に方位磁石で自分の行くべき方向を確認することにしています。以前は地下鉄の出口で呆然と立ちつくしていた私ですが、今では少なくとも進むべき方向だけは何とかわかるようになりました。このことだけでも道に迷うことがかなり少なくなったと思っています。この方位磁石は車を運転している時でも、デパートの地下駐車場から出庫した後などに大活躍してくれます。駐車場という場所は「入り口」と「出口」が全く異なる位置に存在することがしばしばで、出口から出た途端「何だ、この見慣れない景色は」と憤ってしまうことが多いものです。入り口と出口が異なるということが、自分の現在位置を把握できない人間にとってどれだけのストレスとなるか、同じような症状に悩む人々には理解していただけることでしょう。
私のような人間にとって便利な乗り物。それがバスです。数人で動く場合はタクシーも便利ですが、常に一人で動き回る私にはやはりタクシーは贅沢品です。それに、バスに乗るとその土地土地の人間模様が感じられて楽しいものです。バスは地上を走りますので(当たり前のことですが)、空間認識能力の著しく劣る私でも地図を進行方向に合わせて回して見ていくと、「今、自分はこの辺りにいる」ということが確認しやすいのです。それゆえ、バスを降りてからもあたふたしないですみます。それに、バスですと車窓から街の様々な風景を楽しむことができます。ガイドブックなどでは知ることのできなかった場所を見つけた場合でも、そこで下車して楽しむことも可能です。
台湾に来てからも私はバスの恩恵にかなり預かってきました。台湾に赴任してから最も頻繁に利用した本は、何を隠そう台中市のバスの路線図です。バスマップはボロボロになってあちこちすり切れるまで使いました。台中や台北などの大都会ではバス路線網が細かく張り巡らされていて、とても便利だと感心させられます。台北でも左手に地図を持ち、右手に方位磁石を持って、バスに乗って有名な観光地に出かけてみたりしました。
今年の夏の台湾一周の旅では、墾丁の海の美しさ、蘇花公路(花蓮から北に向かう海沿いの道路)から眺めた海の美しさなどが印象的でした。また、太魯閣峡谷のダイナミックな岸壁とその下を流れる清流の美しさにもひかれました。とにかく自然を満喫できた旅となったと思っています。こういった大自然はガイドブックの写真などでは感じることのできない感動を人間に与えてくれます。さらに、太魯閣峡谷や蘇花公路を走っていると、その大自然の素晴らしさとともに、あの厳しい大自然の中に道路を造り上げた人間の執念のようなものにも圧倒されるのです。
今年の夏は主にガイドブックに紹介されているような有名な観光地を回りました。しかし残念なことに、何カ所かの観光地が改修中で、シートをかけられるなどして完全な状態ではありませんでした。これが日本からの観光だったらもっとがっかりするところでしょうが、「台湾に住んでいることだし、また来ればいいさ」と楽観的に思えたのは幸せなことです。そう、近いうちにまたあちこち出かけてみることにいたしましょう。
2004年度子ども相談室より−8−
子ども相談担当
1.「がまん」は大切。ただし、『しすぎ』はカラダに毒。
汗をかきかき、苦しいのを「がまん」して、富士山を登っています。やっとの思いで頂上にたどり着きました。そこで飲む水は格別においしいものです。人生も「がまん」が大切だと思います。ただし、「がまん」にも限界というのがあり、限界をオーバーすると爆発してしまいます。感情のコントロールを失うからです。
火山の噴火を引き起こすマグマには、2種類あります。サラサラしたものと、ネバネバしたものとがあります。サラサラしたマグマは、ひんぱんに爆発を引き起こさせます。人間で言えば、ささいなことですぐにアタマにきて爆発するタイプです。
ネバネバしたマグマは、ひんぱんには噴火を引き起こさせませんが、たまりにたまったある日、ドカーンときます。人間にたとえれば、普段おとなしい人が、がまんにがまんして、ついに爆発するといったパターンですね。
「がまん」は大切ですよ。しかし、『しすぎ』はカラダによくありません。限界点に達して爆発する前に、何らかの方法で発散することが身のためですね!
2.むやみに遠くを見なくていい。足もとを見てコツコツと進む。そうすれば、いつのまにか、大きな目標が達成できている。
仕事の関係上、ぶ厚い本を読破しなければならなくなりました。仕事を終えた夜、落ち着いて熟読をします。本の内容は、かなり難解です。500ページもあるので、読破にはかなりの日数がかかることでしょう。この場合、「とても読みきれない。大変だ。」などと、プレッシャーを感じると意欲が失せてしまいます。山登りでも同じですよね。頂上ばかり見ながら歩いていたら、「頂上は、まだずっと先だ。大変だ・・・」という重圧がかかってくるので、気力も体力も失せてしまいそうになります。ですから、前を歩いている人の足元だけを見て、その後を一歩、一歩、歩きます。先ほどのぶ厚い本も、一晩に20ページずつ読むとか、小分けして地道に読み進めます。そうしていれば、いつの間にか500ページを読破することができるものです。むやみに先を見過ぎないことも大切ですね。先ほどの山登りが、いい例えではないでしょうか。遠くの頂上ばかりを見ていると大変です。先のことを考えると、かなり時間がかかるような仕事でも、足もとだけを見てまず実行していくことが大切ですね。「さぁ一歩、もう一歩」と、今に集中して、コツコツと進んでいきます。そうすれば、いつの間にか、大きな目標は達成されていますよ。
3.「プラス思考」になるか、「マイナス思考」になるかで、脳内の神経伝達物質の構成が変わってしまう。
ものごとを暗く考え続けていると、脳内から“ノル・アドレナリン”という神経伝達物質が分泌されるそうです。これは「不快物質」で、この「不快物質」が増えると、元気とやる気が失せていくと言われています。ですから、マイナス思考が続く時は、あえて、逆の発想をしたほうが自分にとってプラスになると思います。「これは自分を鍛える試練だ。がんばろう!」というふうに、プラス思考に切り替えてみるのです。そうすると、今度は脳内から“ベーター・エンドルフィン”という神経伝達物質が分泌されるそうです。これは「快物質」だから、この「快物質」が増えると、元気とやる気が出てくると言われています。
プラス思考か、マイナス思考かによって、脳内の神経伝達物質の構成が変わってしまうのですから、すごいことだと思いませんか?このことは現代医学でも証明されているのです。
学校で先生から叱られた時や、仕事上で同僚や上司に注意されたり叱られたりしたときでも、『見込みがあるから叱ってくれたんだ。もっとシッカリしよう。』というふうに、プラス思考に切り替えてみましょう。すると、ベーター・エンドルフィンが分泌され、元気とやる気が出てくると思います。
とは言え、しょっちゅうプラス思考でいるのは不可能ですよね。たまには弱音を吐いたっていいのです。『たまには』というところがポイントですよ。しょっちゅう弱音を吐いていると、それが『クチグセ』となってマイナス思考にこり固まってしまうことにもなるのですから。
