家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信                          NO330
2004年(平成16年)7月23日発行
大 王 や し

 
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校長室より
校 長  松 井 幹 夫
 
1.1学期を振り返って
本日、子どもたちが大きな病気・けがをすることもなく平成16年度1学期を無事終えることができました。これもひとえに、運営委員会・PTA役員の皆様・保護者の方々のご支援・ご協力のお陰と感謝しております。
今学期は、子どもたち教職員共々、文明の有難さ・自然の脅威を身近で学びました。
6月23日(水)には、学校周辺が電気工事のため午前8時30分から午後5時まで停電となり、子どもたちは蛍光灯・クーラーがつかない暗くて暑い教室で過ごしました。学校はポンプで水を一旦屋上に揚げトイレ・手洗い場等に給水しているので断水となり、不自由な生活を強いられた半日でした。
また、台風7号の影響で、6月30日(水)から7月4日(日)までの間、台湾の東部、南部の各地が強風、豪雨に見舞われ、山岳地帯では豪雨の影響で、がけ崩れ、落石、土石流などの災害が発生しました。台中市内は豪雨だけで、子どもたち及び教職員の住宅が雨漏り程度の被害であったことを聞き、安堵しました。しかし、台中市の水瓶である苗栗縣の鯉魚潭水庫の取水閘門がうまく開かず、市内では6日より12日の午前0時の全面給水までの間、断水・部分給水が繰り返し実施されました。その間、子どもたちは家庭、学校で不自由な生活を送りました。
今回の経験から、多くのことを学び取ってくれたらと考えています。
 
2.募金活動を終えて
豪雨による水害で困っていらっしゃる台湾の東部・南部の被災地の方々に何かお役に立てばと、児童生徒会が中心となり募金活動を行いました。この取り組みの様子が、16日(金)の自由新報朝刊に掲載されました。19日(月)には、児童生徒会の代表各1名が、豐原にある『中華民國紅十字會(台灣赤十字社)台灣省分会台中縣支會』へ寄託してきました。関係者から、温かい心とお金を被災地の人々のために有効に活用させていただくという言葉がありました。 
これからも、児童生徒が、社会に対して役立つ活動を継続していってくれればと考えています。
3.宿泊学習を終えて
21日(水)・22日(木)に、1泊2日の宿泊学習が台中日本人学校を拠点として実施され、小学部、中学部ともに学校で宿泊しました。昼間のプログラム・キャンプファイヤー等はそれぞれ別々に実施しましたが、夕食は分担してつくりました。中学部がカレー、小学部がフルーツとサラダ。小中混合で楽しく食事ができました。低学年の子どもたちからは、「お母さんがつくったカレーよりおいしい。おかわりがほしい。」という声も聞こえました。
また、就寝前には、「小学部・中学部合同イベント」が実施され、楽しいひとときを過ごし、小中の交流がより深まりました。1泊2日と短い間でしたが、子どもたちが寝食を共にし協力することにより、「新しい自分」・「友だちのよさ」を再発見し、より一層絆を深めました。
 
4.夏休みを有意義に
いよいよ明日から夏休みが始まります。8月29日(日)までの37日間の計画はもう立てられましたか。せめて夏休みには普段の生活と違いもっとのびのびと過ごさせたいものです。何もすることがないと感じて初めて自分のしたいことに取り組めるのではないでしょうか。そのようなときには、是非、子どもの相談相手になってあげてください。
しかし、次の3点には十分留意お願いします。
@『体を丈夫に、大切にする。』
丈夫にとは、元気な体をつくることです。大切にというのは、病気になったり、交通事故に遭ったりしないことです。≪元気、健康、安全≫
A『正しいくらしをする。』
規則正しい生活と、人に迷惑をかけない正しい行いをすることです。
B『家の手伝いをする。毎日、必ず、何か自分でできる仕事をする。』
何でもよいから家族の一員としてできることを、毎日必ず一つ以上、お手伝いすることです。
この家でのお手伝いは、保護者がその気になってはじめて実現することです。ご協力の程よろしくお願いいたします。
 
5.ボランティア活動のお願い
昨年に引き続き、今年も運動会前から、ボランティアの皆さんによる学校支援活動が行われています。保護者以外の方にも参加をいただき、炎天下での運動場の草むしり、図書館の図書整理等で活躍していただいています。ありがとうございます。紙面を借りてお礼申しあげます。
8月28日(土)には、PTA会員の皆様が、新学期に子どもたちが少しでも気持ちよく学校生活が送れるようにと校舎・体育館等の校内清掃を計画して下さっています。
お忙しいとは思いますが、多くの皆様方の参加・協力をお願いいたします。








 
6月28日(月)
「小学部朝会児童会劇」 
 
 
 
この日の小学部の朝会では、児童会の子どもが「シャーペンを使わないようにしよう」、「ろうかを走らないようにしよう」をテーマに2つの劇を行ってくれました。
 とてもわかりやすく楽しい劇でした。




 
6月30日(水)

「中学部の宿泊学習に向けての委員会」

  7月21日〜22日に行われる宿泊学習に向けて、委員会ごとに話し合いをしてい
 る様子です。レクや食事などについて真剣に相談しています。










 
7月5日(月)

「小5音楽朝会」
 
 小5の音楽朝会です。「銀河鉄道999」をテーマに演奏を行いました。練習の成果が発揮されたすばらしい演奏でした。




 
7月7日(水)
「小学部七夕集会」



 七夕集会では、劇や星の説明の後、縦割り班ごとに笹竹を飾り、願いを書いた短冊を付けました。みんなの願いがかなうといいですね。




 
7月9日(金)
「七・二水害募金活動」

 
 
7月2日に起きた大水害の救済のために、児童会と生徒会が中心となって募金活動を行いました。おかげさまでたくさんの義援金が集まりました。集まったお金は赤十字社へ届けさせていただきました。ご協力ありがとうございました。




 
7月10日(土)
「PTAバザー」
 
 
PTAバザーの様子です。たくさんの方に来校いただき、たいへん盛況でした。どうもありがとうございました。
 
 














学級紹介         中学部2年
 
 
 「笑顔が絶えない、根性・気合い十分の2/3年間にしよう」
を学級目標に15名+1でスタートした中2クラス。
1学期を一人一人の生徒が振り返ってみました。
 
 私は4月に転校してきて、学校に慣れるのが大変でした。しかし、中2クラスのみんながとても優しかったので、すぐに慣れました。2学期は、勉強などいろいろがんばっていこうと思います。
 
「少しは、大人になったかな」って感じです。中1の時は、あまり勉強できなかった。中2になったのだから、後輩の見本にならなければいけない。中学部を盛り上げたいと思う。
 
 私にとってこの中2最初の学期は、とても大きな変化があったように思えました。私は今まで正直に「笑う」ことができず、「私の笑顔は変だから」と思い毎日を過ごしていました。今では、素直に笑えるようになったのです。
 
 1学期は友だちと仲良く過ごせたと思います。中2の初めは忘れ物を何回もしてしまいましたが、今では忘れ物をしなくなったので、少し大人になったと思います。
 この1学期は色々な事に挑戦するという目標でやってきましたが、なかなかうまくできませんでした。しかし、テストでは結果が出たのでよかったです。2学期はもっと輝きたいです。
 
 遊ぶときは、思いっきり遊ぶ。勉強するときは、一生懸命勉強するなど、けじめをつけて行動することができた。これからも、この気持ちを忘れることのないようにしたい。充実した毎日だった。
 
 この1学期は、行事とテストが近い日にあって、とてもきつかったです。しかし、この1学期は、とても充実して過ごせてよかったです。
 
 私はこの1学期、学習委員の仕事を頑張りました。特に、期末テストのために配布する実技の予想問題です。テストに出るのか悩みました。しかし、テストに出た問題もあったので、良かったです。
 
 4月から中2がスタートして、もう3ヶ月。長いようで短かった1学期には、運動会やプール掃除などの楽しかった思い出がたくさんつまっています。2学期は1学期以上の思い出を作りたいです。
 
 去年よりも期末テストの点数がぐーんと上がったので、この3ヶ月で成長したと思いました。
 
 1学期は、ほとんど毎日塾に行ったりして勉強を頑張りました。2学期は、勉強はもちろん部活動も精一杯頑張りたいです。そして、残りわずかの生徒会の仕事も悔いが残らないよう頑張りたいです。
 
 今年度は中間テストがありませんでした。かわりに確認テストがありました。1年生の時のようにならないために、期末テストではとても気合いが入りました。その結果が出たのでうれしいです。2学期もこの調子で頑張りたいです。
 
 運動会などの行事を中心とした委員会などの活動が多かったような気がします。2学期はけじめをつけ、きちんとした生活がおくれるようにしたいと思います。
 
 私は中2になって、もっとしっかりした自分にならなくてはと自覚して生活してきました。学習面でも生活面でも1学期はがんばったと思います。毎日「笑顔」で生活できたことが、1番良かったです。
 この1学期は多くのことがありました。運動会などの行事があり、忙しかった1学期でした。2学期も目標に向かって頑張りたいです。








図書紹介

中学部学習委員会のみなさんが、お気に入りの一冊を紹介します。

 今回は、中学部2年生が紹介します。

 私が紹介するのは『ロシアの昔話』という本です。この本は、A・H・アファナーシエフという人がロシア各地から昔話を集めて作ったものです。全部で三十三の話が載っています。

その中でも、「かえるの王女」や「どこかしらんが、そこへ行け、なにかしらんが、それをもってこい!」などの魔法の話は、とてもおもしろいです。いろいろな話の中に、“にわとりの足の上にババヤガーの家”、と書いてある部分がいくつかあります。『バ、ババヤガーって何?』と思ってしまいますが、きっとこれはロシアの昔話にはよく出てくるものだと思います。こうやって変な生き物もよく登場してきて、とても楽しく読むことができます。

 「うさぎのなみだ」、「まぬけなおおかみ」など、動物が主役の話もあります。『ちょっとかわいそうだな。』と思う話もありますが、日本の昔話には動物が中心で、動物だけが登場してくる話はなかなかありません。この本は、ふしぎな魔法の話や動物が活躍する話などいろいろあります。ババヤガー以外にも不思議なモノがたくさん出てきます。とてもおもしろいので、みなさんもぜひ読んでみて下さい。

この本に収録されている物語は次の通りです。

1.魔法の馬 2.つるとあおさぎ 3.うさぎのなみだ

4.まぬけなおおかみ 5.ババヤガーの白い鳥 6.かえるの王女 7.マーシャとくま 8.空をとぶ船 9.小鳥のことば 10.かますのいいつけ 11.白いかも 12.イワン王子とはいいろおおかみ 13.おおきなかぶ 14.雪むすめ 15.動物たちの冬ごもり 16.ねこときつね 

17.魔法の指輪 18.おんどりとまめ 19.金のとさかのおんどりと魔法のひきうす 20.金の魚 21.魔女と太陽の妹 22.はいいろおでことやぎとひつじ 23.魔法のシャツ 24.銅の国、銀の国、金の国 25.おおかみと子やぎたち 26.海のマリア姫 27.ねことおんどり

28.海の王とかしこいワシリーサ 29.牛の子イワン

30.うそつきやぎ 31.魔法をかけられた王女

32.ふたりのイワン 33.どこかしらんが、そこへ行け、なにかしらんが、それをもってこい!

 この中で「13.おおきなかぶ」は昨年度の学習発表会で小学部1年生のみなさんがステージで発表を行ってくれましたね。みなさん、覚えていますか?

 おじいさんが、かぶをうえました。「あまい、あまい、かぶになれ。おおきな、おおきな、かぶになれ。」あまい、げんきのよい、とてつもなくおおきい、かぶができました。おじいさんは、かぶをぬこうとしました。うんとこしょ どっこいしょ

 ところが、かぶは、ぬけません。

 おじいさんは、おばあさんをよんできました。

 おばあさんが おじいさんを ひっぱって、おじいさんが かぶを ひっぱって・・・  うんとこしょ どっこいしょ

 それでも、かぶは、ぬけません。

おばあさんは、まごをよんできました。

まごが おばあさんを ひっぱって、おばあさんが おじいさんを ひっぱって、

おじいさんが かぶを ひっぱって・・・

 うんとこしょ どっこいしょ

まだまだ、かぶは、ぬけません。

まごは、いぬをよんできました。

いぬが まごを ひっぱって、まごが おばあさんを ひっぱって、

おばあさんが おじいさんを ひっぱって、おじいさんが かぶを ひっぱって・・・

うんとこしょ どっこいしょ

まだ、まだ、まだまだ、ぬけません。

いぬは、ねこをよんできました。

ねこが いぬを ひっぱって、いぬが まごを ひっぱって、

まごが おばあさんを ひっぱって、おばあさんが おじいさんを ひっぱって、

おじいさんが かぶを ひっぱって・・・

うんとこしょ どっこいしょ

それでも、かぶは、ぬけません。

ねこは、ねずみをよんできました。

ねずみが ねこを ひっぱって、ねこが いぬを ひっぱって、

いぬが まごを ひっぱって、まごが おばあさんを ひっぱって、

おばあさんが おじいさんを ひっぱって、おじいさんが かぶを ひっぱって・・・

うんとこしょ どっこいしょ

やっと、かぶは、ぬけました。











ペンリレー   小学部5・6年副担任

はじめての停水
         

 台湾に赴任してはや3ヶ月。学校や子どもたち、家や買い物など、いろいろなことに慣れ、暮らしもだんだん落ち着いてきた矢先のことでした。心配された台風も学校までは来なかった、ああ、台中っていいところだな。・・・でも、出勤したあと、「今日から4日間の停水」という怪?文書がまわりました。寝耳に水、「うそでしょう?」さっそく学校でも、プールの水をバケツリレーし、水洗トイレの水を確保する作業をしました。心の中はためいきです。今日から停水なら、夕方家に帰っても水は出ないってこと。どうせ出ないなら、できるだけ学校で仕事をしていったほうが・・・・。
 そんなとき、同僚のN先生がいいました。「何が起きるか分からないから、早めに帰りましょう。」そんなものかしら、と思いながら、帰りの時間を変更して6時すぎに家に着きました。蛇口をひねって喜んだのもつかの間、わずかバケツ一杯で、水は頼りなく細くなり、ついには止まってしまいました。どうしよう。そうだ、マンションの下で人がいっぱい水をくんでいたっけ。バケツをかかえて、階下に走り、並んだり、行ったり来たりして水をくんだのですが、わずか3杯でこちらも停水に。これ以上帰るのが遅かったら、大変なことになったはずです。N先生の早い判断に感謝。でも、まだ足りないので、飲料水をスーパーへ買いに。
 退勤後も水確保に走り回り、疲れ切った私に、この4杯のバケツの水を使い回して4日間もたせるという難題が待っていました。顔を洗い、汗をふき、洗い物をし、トイレの水を流す。水にランクをつけたのは初めてです。一日に使う水の量を計算したのも初めてでした。
 亜熱帯の停水はつらい。動けば動くほど出る汗を、シャワーで洗い流せません。結局、4日間のうち、水がでなかったのは2日間だけでした。助かったのはいうまでもありません。でも、私はこのことで、飲み水以外に使う水の量の多さを知り、あらためて水の大切さを知りました。
 学校では、台湾南部で台風によって被害をうけた方々のために、児童会と生徒会で募金をしました。わずかな停水でもこんなにあわててしまう、現代人の私たち。募金活動で子どもたちと一緒に職員室前に立ちながら、被災地のいっそう早い復旧を祈ったことでした。








2004年子ども相談室より−7−

子ども相談担当

 328号に続き、日本のスクールカウンセラーの先生のところに来た相談事例と、それに対するアドバイスを紹介したいと思います。

Q1 子どもに問題が起きるのは、親の愛情不足だからでしょうか?

A 確かに、親の愛情が不足している、というケースもあります。ほとんどの場合は、親は決して愛情がないわけではない、むしろ、人一倍、愛情をかけている場合が多いです。また、たとえ愛情が本当に不足している場合でも、「だから、愛情をかけてやりなさい。」と言われて、「はい、分かりました。愛情をかけてやります。」と、簡単にいくものでもありません。愛情があっても、それがうまく伝わっていない関係、あるいは、親の側に愛情を持つことを妨げている事情、というのがあります。 子どもの側に要因があることもあります。親は、赤ちゃんが生まれた時から、十分な愛情を持っているとは限りません。そこに、愛情が生まれてくるのは、子どもと親の間に、母子相互作用(エントレインメントと言います)が働くからです。子どもの行動や声の中に、母親の心に愛情を引き起こす働きがあるのです。ところが、子どもの中にはそういう働きをうまく出せない子もあります。見るからに可愛い子と、それほどでない子があります。 さまざまな事情から、母子相互作用がうまく働かず、子どもも上手に甘えられない、親も愛情をもてない、そういう悪循環になる場合もあります。母子相互作用がうまく働いていない場合は、まず母親のサポートを行い、母親から子どもへの働きかけを積極的に行う必要があります。 いずれにせよ、単に「愛情不足だ」と決めつけるだけでは、何の解決にもなりません。親子の間に何が起こっているのか、よく見きわめて、適切なサポートをしていくことが必要です。

Q2 子どもの悩みを分かったところで、どう接したらいいか分かりません。

A 悩みを分かったところでどうしていいか分からないということですが、子どもの悩みを分かってやることで十分じゃないでしょうか。分かってやるということだけで、子どもにとって大変な支えになります。私たちは、悩みを聞くと、すぐ何らかの対処法を示さないといけないように思います。そこで何かいい方法があれば教えてやればいいですが、世の中には、どうしようもないこと、また自分で乗り越えるしかないこともたくさんあります。ところが、そういう場合に対処法が見つからないと、私たちはすぐ、「だからといってどうしろっていうのか?どうしようもないじゃないか!」と相手に対して腹を立てたりします。しかし、相手は、そんな答えを求めていないんです。まず、自分のつらさを分かってほしいのです。そういう時は、まず「つらかったんだね。」「いやだったんだね。」などと、分かったということを伝えてやってほしいんです。「分かった」と言わないと、子どもには伝わらないんですね。自分で言ったのと、相手から自分の言ったことが返ってくるのとでは違ってきます。相手から返ってくると、「分かってもらえた」という気持ちになります。その安心感が心の支えになり、苦しみを乗り越える力になるのです。

Q3 子育ての中で、父親の役割とは何でしょうか。

A まずこういう問題意識をもって質問される、ということじたい、すでに、立派なお父さんだと思います。少なくとも私より数段、立派です。お父さんの役割ですが、まず、お父さんというのは、子どもにとって、はじめて出会う社会です。お母さんとの一対一の関係から出て、はじめて出会う他人がたいていお父さんだからです。そのお父さん体験が、どういうものかによって、子どもが社会をどう見るかが、強く影響されます。お父さんが自分を受け入れ、認めてくれたら、社会も自分を受け入れ、認めてくれると思いますし、お父さんから否定されたら、また社会からも否定されると子どもは思います。ですから、お母さんのくれるものが「安心」とするなら、お父さんのくれるものは、社会に出て行く「勇気」だと思います。(もちろん、家によって、それが逆でも一向にかまわないですが・・・。)

 子ども相談室の原稿を書くために、一生懸命に本を読みます。読んで理解した内容を原稿にしているつもりですが、なかなか実践はできていません。昨年度から書きつづけている内容を全て実践できていたら、私はきっと素晴らしい「父親」になっているはずです。 だけど、家ではなかなか子どもたちに受け入れられていない父親なんです。家庭をあまり顧みずに仕事の方を優先的に生活をしているから、仕方ないのかもしれませんが、本当に「言うは易し、するは難し」ですよね。