家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信                          NO329

2004年(平成16年)6月25日発行

大 王 や し

 

発 行 所  台中日本人学校       電 話     2567−2079

                       FAX     2567−2085

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校長室より

校 長  松 井 幹 夫

 

1.「授業参観週間」を終えて

14日(月)から18日(金)までの一週間、「授業参観週間」を実施しました。多くの保護者の方々に参観いただきありがとうございました。子どもたちは緊張することなく、普段にも増して張り切って学習に取り組んでいました。保護者の皆様のご感想はいかがでしたか。

また、この期間中、7月10日(土)のバザーに向けての品物提供をいただき、誠にありがとうございました。例年以上の品物の提供があったと聞き、深く感謝しております。

難波PTA会長を始め、役員の皆様方による、暑い中おこなわれた出品作業本当にありがとうございました。 

きっと、有意義で素晴らしいバザーが開催されることでしょう。子どもたち同様私も、台中日本人学校で初めて経験するバザーを、今から大いに楽しみにしています。皆様方のご協力のお陰で大成功のうち終わることを期待しています。 

 

2.ようこそ 養護教諭 林 怡恬 先生

二か月近く養護教諭が不在で、子どもたち・保護者の皆様には、学校での子どもたちの病気・ケガ等が生じた時の対応についてご心配をおかけしていましたが、6月14日(月)より、林養護教諭に来ていただいております。先生は勤務開始後まだ二週間ですが、もうすっかり日本人学校での養護の仕事にも慣れられ、「心の居場所」となる保健室づくりに取り組まれています。また、子どもたちへも積極的に声かけをされ、早く子どもたちの名前と顔を覚え、一人ひとりの子どもに適切な対応ができるよう励まれています。

 

3.「保護者証」の携帯を

台中日本人学校では、安心で安全な学校づくりを目指し不審者対策の一環として、保護者の皆様の学校への入校許可を証明するものとして、年度当初各ご家庭に、「保護者証」をお渡ししています。最近、日本人学校に参観者・業者等の来訪者が増えております。そこで、保護者の方々との見間違えなどを防ぐため、なお一層の携帯厳守をお願いいたします。各家庭一枚しかお渡ししていませんので、二人以上の場合は陳警備員に申し出ていただければ幸いです。また、車での入校につきましては、子どもたちの安全確保の上からも細心の注意をお願いいたします。





6月4日(金)
「校外学習in東海大学」



6月8日(火)

「朝の徒歩通学」

 

 

学校近くの道路工事の現場を横切ろうとしたBバスが、深みにはまって立ち往生。Bバスは無事脱出できましたが、Aバス、Cバスが深みにはまるのを避けるため、児童・ 生徒は工事現場から徒歩で登校をしました。



6月14日(月)
「小3音楽朝会」


 6月14日からの授業参観週間は、小学部3年の音楽朝会からスタートしました。リ コーダーに劇をまじえ、とても爽やかな演奏を披露してくれました。







「プール学習スタート」

 

みんなが楽しみにしていたプール学習も、6月14日より始まりました。左は中学部  (6月14日)、右は小学部1,2年生(6月16日)の授業の様子です。




6月21日(月)
「夏至」「小学部4年校外学習」

21日は夏至。北回帰線が近い台中     小学部4年は、校外学習として、ご

は影が真下にできます。昼に撮った中   み処理場と浄水場に行ってきました。

学部3年生の生徒です。            浄水場で説明を受けている様子です。

 

 


中学部学習委員会のみなさんが、お気に入りの一冊を紹介します。

 

 

アーサー・コナンドイル(1859〜1930)

私の名前は「アーサー・コナンドイル」と言います。イギリスの作家で、ウオルター・スコットやスティーブンソンを出したエディンバラ市に生まれ、同地の医学部を卒業しましたが、スコットのような歴史家になりたいと死ぬまで考えていました。

1887年に最初のシャーロック・ホームズ物語『緋色の習作』を発表しました。第二作『四つの署名』も評判にはなりませんでした。1891年に『ボヘミアの醜聞』以下の作品をストランド・マガジン誌に連載を始めてから、熱狂的な読者を獲得することができました。

長編4作、短編56作のホームズ物語を1927年まで書き続けるかたわら、『失われた世界』『霧の国』『毒ガス帯』などのSF作品を発表しました。晩年は、心霊術研究に献身しました。

 今、台中日本人学校の図書室にある『ホームズ』の本は全部で36冊です。

 シャーロック・ホームズは、1877年にイギリスのロンドンで諮問探偵を開業しました。1903年に引退し、サセックス・ダウンの小さな家で蜂を飼って暮らしていました。しかし、その後も1914年まで時々「事件解決」に力を貸しました。

 1893年5月、スイスのマイリンゲンにあるラインバッハ滝で、悪のナポレオンと言われる『モリアーティ』と決闘し、一緒に滝壷に転落したかと思われましたが、日本の護身術バリツ(柔道と空手)を使って相手だけ投げ込み、自分は生還しています。観察・推理・直感の力は抜群で、記憶力や知識にも優れており、数多くの難事件を鮮やかに解決しました。

 正義の味方として弱者を助け、細心にして大胆な行動で、今もなお「探偵」の代表として多くの人々に愛されています。

 ホームズが愛した人は、アイリーン・アドラーといい、ワルシャワのオペラ歌手でボヘミア王の愛人でもありましたが、ロンドンにてホームズに遭遇。ホームズはその美貌と大胆な行動力を終生賛美しています。

 このように、シャーロック・ホームズは「コナンドイル」が生み出した物語の主人公ですが、今でも実在の人物だったかのように思われ、人々からも愛されつづけています。みなさんも図書室でシャーロック・ホームズと出会ってみませんか?



2004年度子ども相談室より−8−

子ども相談担当

1.「がまん」は大切。ただし、『しすぎ』はカラダに毒。

汗をかきかき、苦しいのを「がまん」して、富士山を登っています。やっとの思いで頂上にたどり着きました。そこで飲む水は格別においしいものです。人生も「がまん」が大切だと思います。ただし、「がまん」にも限界というのがあり、限界をオーバーすると爆発してしまいます。感情のコントロールを失うからです。

 火山の噴火を引き起こすマグマには、2種類あります。サラサラしたものと、ネバネバしたものとがあります。サラサラしたマグマは、ひんぱんに爆発を引き起こさせます。人間で言えば、ささいなことですぐにアタマにきて爆発するタイプです。

ネバネバしたマグマは、ひんぱんには噴火を引き起こさせませんが、たまりにたまったある日、ドカーンときます。人間にたとえれば、普段おとなしい人が、がまんにがまんして、ついに爆発するといったパターンですね。

 「がまん」は大切ですよ。しかし、『しすぎ』はカラダによくありません。限界点に達して爆発する前に、何らかの方法で発散することが身のためですね!

2.むやみに遠くを見なくていい。足もとを見てコツコツと進む。そうすれば、いつのまにか、大きな目標が達成できている。

 仕事の関係上、ぶ厚い本を読破しなければならなくなりました。仕事を終えた夜、落ち着いて熟読をします。本の内容は、かなり難解です。500ページもあるので、読破にはかなりの日数がかかることでしょう。この場合、「とても読みきれない。大変だ。」などと、プレッシャーを感じると意欲が失せてしまいます。山登りでも同じですよね。頂上ばかり見ながら歩いていたら、「頂上は、まだずっと先だ。大変だ・・・」という重圧がかかってくるので、気力も体力も失せてしまいそうになります。ですから、前を歩いている人の足元だけを見て、その後を一歩、一歩、歩きます。先ほどのぶ厚い本も、一晩に20ページずつ読むとか、小分けして地道に読み進めます。そうしていれば、いつの間にか500ページを読破することができるものです。むやみに先を見過ぎないことも大切ですね。先ほどの山登りが、いい例えではないでしょうか。遠くの頂上ばかりを見ていると大変です。先のことを考えると、かなり時間がかかるような仕事でも、足もとだけを見てまず実行していくことが大切ですね。「さぁ一歩、もう一歩」と、今に集中して、コツコツと進んでいきます。そうすれば、いつの間にか、大きな目標は達成されていますよ。

3.「プラス思考」になるか、「マイナス思考」になるかで、脳内の神経伝達物質の構成が変わってしまう。

 ものごとを暗く考え続けていると、脳内から“ノル・アドレナリン”という神経伝達物質が分泌されるそうです。これは「不快物質」で、この「不快物質」が増えると、元気とやる気が失せていくと言われています。ですから、マイナス思考が続く時は、あえて、逆の発想をしたほうが自分にとってプラスになると思います。「これは自分を鍛える試練だ。がんばろう!」というふうに、プラス思考に切り替えてみるのです。そうすると、今度は脳内から“ベーター・エンドルフィン”という神経伝達物質が分泌されるそうです。これは「快物質」だから、この「快物質」が増えると、元気とやる気が出てくると言われています。

 プラス思考か、マイナス思考かによって、脳内の神経伝達物質の構成が変わってしまうのですから、すごいことだと思いませんか?このことは現代医学でも証明されているのです。

 学校で先生から叱られた時や、仕事上で同僚や上司に注意されたり叱られたりしたときでも、『見込みがあるから叱ってくれたんだ。もっとシッカリしよう。』というふうに、プラス思考に切り替えてみましょう。すると、ベーター・エンドルフィンが分泌され、元気とやる気が出てくると思います。

とは言え、しょっちゅうプラス思考でいるのは不可能ですよね。たまには弱音を吐いたっていいのです。『たまには』というところがポイントですよ。しょっちゅう弱音を吐いていると、それが『クチグセ』となってマイナス思考にこり固まってしまうことにもなるのですから。


「子ども相談室より」は、基本的に保護者の皆様と教職員の皆さんを対象に書かせて頂いています。

現在、日本の教育界においても『カウンセリング・マインド』を育成することが急務であると言われているのですが、これは一朝一夕で身につくようなものではありません。自分なりの研修訓練と、何といっても「やってみること=実践」が大切ですね。この中の“研修”を目標にして、毎回の原稿を書いています。私自身、書くために本を読み、自分の考えとして整理することが研修になっていると思っています。





ペンリレー             中学部主任  
 
地産大亨
 
 ビールの準備はOK。子供用の飲み物,お菓子の準備もOK。娘…「今日は,太魯閣にホテルを建てるぞ!」妻…「鉄道王は私のものよ。」私…「今日こそは,父の威厳を見せて勝たなければ。」と,始まる土曜日の我が家恒例行事,『地産大亨遊戯大会』。
 『地産大亨遊戯』って何?と思われる方もいるかもしれませんが,『MONOPOLY』というとご存じの方も多いと思います。土地や公共事業会社を買ったり売ったり,借金したり,儲けたり,また,時には刑務所に入ったりもする,世界で人気のあるボードゲームの一種です。我が家がはまっているのは,その台湾版。オリジナルのアメリカ版と違い,出てくる地名は,すべて台湾の地名。最も高い土地は,「大平山」。続いて「太魯閣」,「三仙台」,「知本」となっています。逆に最も安い場所は,「士林」,続いて「淡水」と,台北近郊のおなじみの地名がならんでいます。ちなみに,私たちが住む台中では,何が載っているかというと「台中火車站」です。
 『MONOPOLY台湾版』に出てくる地名は,4つの駅をあわせて全部で26箇所。ゲームをやりながらの家族の会話は,「大平山ってどこ?」,「ここ,行ったことあるかなぁ?」,「太魯閣や三仙台には何があるの?」といった話題になり,当然行ってみようということになります。昨年は台湾の東海岸にチャレンジしました。娘がホテルを建てたがる「太魯閣」は,標高3740mの南湖大山や3417mの合歓山など3000m級の山々が連なる中央山脈を源とし、太平洋に流れ込む急流が長い歳月にわたって大理石を浸食して造りあげた大峡谷で,自然の偉大さを感じました。また,「三仙台」では,ゲームにある綺麗な橋を渡り三人の仙人が休んだ場所へと行きました。その他の地も訪れたのですが,この二カ所では,なんと,当時担任をしていた生徒の一家に会ったり,同僚の先生に偶然会ったりと台湾って意外と狭いのかなと感じさせられる場面もありました。
 台湾に来て3年目,日本の九州ぐらいの大きさのこの地だけれども,まだまだ,知らないところが,いっぱいあります。今の夢は,台湾にいる間に『MONOPOLY台湾版』に出てくる26箇所全てを訪れること。そして,日本に帰って,家族とゲームをしながら,「ここは,こんな所だったね。」「ここで,こんな事があったね。」「台湾って素敵なところだったね。」と話したいと思います。きっと,この『MONOPOLY』は,思い出がたくさん詰まった「我が家の宝物」となることでしょう。