| 大 王 や し |
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1.学年まとめ
台中日本人学校の平成15年度も、残すところあと4週間となりました。児童生徒は、学年のまとめ、次学年の準備に日々取り組んでいます。中学部三年生は、あと一週間で義務教育の集大成の卒業式を、小学部六年生は三週間で前期義務教育修了の卒業式を迎えます。それぞれの卒業生は、手作り卒業アルバムの完成を目指し、数々の思い出を振り返りながら作業に取り組んでいます。その姿から、過ぎ去ってしまえば楽しく懐かしい思い出も、当時はつらかったり、歯を食いしばって頑張ったりしたことが感じ取られます。きっと一生の良い思い出となる大切なアルバムが出来上がることでしょう。
2.PTA臨時総会を終えて
13日(金)に、平成15年度のPTA臨時総会が開催されました。藤原PTA会長を始め役員の皆様一年間ありがとうございました。皆様には、大変お忙しいにもかかわりませず、それぞれの役職をお引き受けいただき、積極的に活躍していただきましたことに対し厚くお礼申しあげます。本年度は、SARSの影響で学校運営が一週間遅れのスタートとなり、PTA行事等の運営で心を砕かれたことでしょう。また、学校と保護者の皆様とのパイプ役としてご活躍いただいたことに感謝いたします。臨時総会の中で、来年度の小学部・中学部のPTA役員・連絡委員の候補者、バス委員およびバス停係の方々のご紹介がありました。今後とも日本人学校発展のためご尽力のほどよろしくお願いいたします。
窓
エンジェル幼稚園児の学校体験
2月2日(月)エンジェル幼稚園の園児が来校し、小学部児童と交流しました。

ようこそ、台中校へ! 「僕が教えてあげるね。」
節分集会
2月4日(水)小学部で、節分集会を行いました。


3びきの鬼が登場。 「鬼は〜そと〜〜!」
台中版画展
現在、台中校1階廊下において、美術、図工の授業で作成した、版画が展示されています。
小学部5年、6年 木版画


中学部 ドライポイント(アクリル板に彫る凹版画です。)


「原住民の女性」 「台中の名所」
1年 N 2年 A


日本語の授業から
今回は小学部4年生、日本語クラスの友だちが書いた作文を紹介します。
「ぼくのクラス」
ぼくは、男子のみんなと仲がいいです。でも、いままでは女子とはあまりよく話をしませんでした。しかし、最近、4年生の女子全員とも、話をするようになってきました。その中でも、よく話をするのは、Aさんと、Yちゃんと、Nさんです。Nさんと話をするのは、何かを相談するときです。同じ縦割り班でそうじするときに、Yちゃんとよく話をします。Kちゃんは、ふだん話をします。Aさんは、席が近いから話ができます。でも、やっぱり僕は、男子と話している時の方が、とても安心します。女子と話すと、不安になります。理由は、好きな物が違うからです。でも、Kちゃんは男子が持っている物をもっているから、少し安心して、話せます。
音楽の時、僕は男子が5人くらいいないと、歌う勇気がありません。女子が多かったら、声が出にくくなて、ちっちゃくなります。でも、みんなに迷惑にならないように、歌いたいです。
ぼくはこのクラスにいて、とてもたのしいです。
「ぼくのクラス」
ぼくたちのクラスはいつも笑顔で、僕は大好きです。そしていつも、元気なところが大好きです。いつも授業中、わからない所があったら、先生や友だちが教えてくれます。みんなのいい所は、走るのが速いし、テレビゲームも出来るし、ルールも守れます。ぼくたちのクラスは全員で16人です。ぼくの好きな教科は、算数、体育、図工、日本語、音楽です。みんながけんかを始めたら、学級代表委員が止めてくれます。
体育の時間は、先生が来る前に、体操も自分たちでやり、終わったら体育座りで先生を待つことができます。そして、先生が来たら号令をかけてはじめます。僕の友達は一番です。これからもけんかをせずに仲良くしたいです。
「ぼくのクラス」
僕のクラスのいいところは、友達でお互いに手伝うことです。宿題がわからない時や、学校の中で何か問題があったときに助け合います。ぼくも、わからない所があれば、となりに座っている友だちや、先生に聞いています。悪いところは、人の悪口を言ったり、人をたたいたりしていることです。でも、この時はいつも先生が注意したり、クラスの学級代表が注意します。このクラスの得意なことはスポーツと計算です。スポーツは特に水泳とか走ることが上手です。計算は先に家で勉強して、それを先生に採点してもらいます。僕も時々家で、勉強しています。だけど先生に採点してもらうと、たくさん間違いがあります。でも、時間が終わる前に、書き終えるようにがんばっています。クラスの先生もとってもやさしいです。テストの前にはいっぱい宿題を出してくれて、テスト勉強をすることができます。
このクラスは、いろんなことがあって、泣く友だちもたまにはいるけど、とってもいいクラスだと思います。
ペ ン リ レ ー
ここには、保護者や地域の方、学校関係者からの思いをリレーの形で掲載させていただきます。今回は、台中日本人学校 小学部副担任です。
「星の王子さまからの教え」
中学部1、2年生と6年生の中国語の授業で、中国語版の「星の王子様」を取り上げてきました。児童生徒は、音読の勉強だけでなく読解も学習しました。しかし、物語の内容をおおまかに理解することができても、作者が伝えようとしている心を分かっていないかもしれません。星の王子さまが美しいバラの花と喧嘩をし、宇宙の旅にでます。そして、いろいろな星や人に出会いました。出会った人たちがとてもユニークで、星の王子はそれぞれの人たちの個性をしっかりと受け止めました。例えば、小さな星にたった一人で住んでいる王様、うぬぼれ男、飲み助、実業家、点灯夫、地理学者など。児童生徒は、このくだりを読むと、面白いと思えるかもしれません。私たち大人にとっても、この本は面白くて、読み返すごとに教えられることがあると思います。
作者、サン=テグジュペリの人に対する叙述は、深い洞察と示唆に富んでいると思います。「星の王子さま」を読み進むうちに、王様、うぬぼれ男、飲み助、実業家のような人間は、宇宙のどこかに住んでいるのではなくて、私たちの周りにもいるように思えてきました。
王様は、星全体がすっかり覆い塞がるほど大きい白いテンの毛皮を着ているため、座る場所がなくなるほどせまい所に住んでいます。支配するものが全然いなくとも、自分は宇宙の王様だと思っています。うぬぼれ男も、ほめ言葉だけが耳に入る人です。もっとも細かく性格が書かれているのは実業家です。
実業家は、星の数を数える仕事をしていて、とても忙しくしています。星の王子さまから見るとあまり意味がないことのように見えます。けれども彼は、「こんなに山ほどある仕事だからなあ。おれは大事な仕事をしてるんだあ。くだらんことにかかわりあっちゃおられん。」と言います。そして、いつかは星を持ちたいという願望があるために、どうやって星を自分のものにすることが出来るのかを考えています。私たちも、ある物を自分のものにするという考えを持ち、物や人を支配しています。しかし、私たちが本当に何を自分のものにしているでしょうか。自分の運命、寿命や財産を自分のものだと思い込んでいるけれども、だれも自分の寿命を決定する力は持っていないのです。もしも、私たちが何も持っていないことに気づいたら、人や物を支配したり、批判したり、苛めたりすることに意味があるかどうか分かると思います。
点灯夫の星は、星の中で一番小さな星です。理由も知らずに灯をつける仕事に、一生懸命努力をしています。星の王子さまは、「あの男は、王様からも、うぬぼれ男からも、飲み助からも、実業家からも、軽蔑されそうだ。でも、ぼくにとって、滑稽に見えない人と言ったら、あの人きりだ。あの人が、自分のことでなく、他の人のことを考えているからだ。」と考えました。
人は誰でも、褒められ、肯定される言葉がほしいはずです。そして、みんなの仲間に入って、友達になれるように努力をしています。しかし、なかには自分のことだけを考えて、地位、お金、権利に目が向いてしまう人もいます。また、自分の利益の為に、友達を利用したり、陥れたり、騙す人もいます。誰かがいる時だけ、良い人のふりをして、誰も見ていない時に悪いことをする人もいます。ですから、私も自分の存在をあまり偉いことと思っていない点灯夫を尊敬します。社会も機械と同じように、一つでも小さい部品がなくなったら動きません。私たちの役目は、小さいねじとほとんど似ていると思います。小さなねじがあるから、社会全体が動くことができます。しかし、ねじの存在をみせびらかす必要はありません。 やっと、星の王子さまが地球に来て、狐、バラの花、転轍手(てんてつしゅ)(ポイントを操作する人)、航空士と出会い、航空士に宇宙や地球の旅の話をします。その中で、狐が星の王子様に「飼いならす」意味と他のことを教えてあげる場面があります。そのいくつかの教えの中にとても深い意味が有ります。その中でも私が好きなのは、狐から星の王子さまへ最後に贈る言葉です。「心で見なくちゃ、物事はよく見えないってことさ。肝心なことは、目に見えないんだよ。」
私たちは、人の格好によって良い人と悪い人などと判断してしまいます。しかし、人の優しい心は私たちの目には見ることができません。中国語の諺で「知人知面不知心」、「日久見人心」というのがあります。普段つき合っている友達のことを、我々はよく知っていると思い込んでいますが、相手の本当の気持ちや心は分かっていないということです。他人のことを、ただ表面的なことだけで見て判断するのは、危険なことだと思います。ですから、心で見ることがとても大切です。
特に作者は、大人になった私たちは、得てすると子どもだけが持っているあどけなさを失い、物事を見る目に曇りがあると述べています。「大人に〈桃色のレンガで出来ていて、窓にジェラニュウムの鉢がおいてあって、屋根の上に鳩のいる、綺麗な家を見たよ……〉と言ったところで、どうもピンと来ないでしょう。大人には〈十万フランの家を見た〉といわなくてはいけないのです。すると、大人達は、頓狂な声を出して、〈なんて立派な家だろう〉というのです。」と書いてあります。このくだりを読み、私は反省しました。小さいころ、早く大きくなって大人になりたいと思っていました。しかし、大人になったら知らず知らず子供心を失ってしまい、いつの間にか、うぬぼれ男か、飲み助か、実業家か、或いは地理学者か、自分はどのような大人になって来ていたのでしょうか。更に、自分に物事を見る目が備わっているかどうか反省をしました。大人の世界は、子どものように素直で正直な自分の気持ちを、自分の口で言えないかもしれません。しかし、子どもの心がなくなってしまった大人は、作者が書いていたように数字だけを見ているだけで、裏側のことや、物の美しさや、人の優しさを全然見ることが出来ていないのかもしれません。 この本からいろいろなことを教えられました。この本を通じて、あらためて自分の生活や仕事を考えることができました。皆さんも読んで見ませんか。
養護教諭
つい先日、新年を迎えたばかりなのに、もう2月も終わろうとしています。あと、数日で別れの季節を迎え、また、出会いの季節も迎えます。中学部3年生と小学部6年生のみなさん、卒業おめでとうございます。それぞれ進む道で、自分の力を十分に発揮してほしいと思います。別れはさびしいことですが、みなさんの活躍を信じて、在校生といっしょにお送りしたいと思います。
2月の保健目標は「こころの健康について考えよう」にしました。健康とはただ単に病気にかかっていないというだけではなく、心も体も落ち着いた良い状態にあることを言います。もし、 友達の心を傷つけるようなことを言ったり、仲間外れをしたりしているようでは、それは健康とは言えませんね。
*見えないけれど大切なもの
「ナイフで指を切った。」そんなとき、みなさんはどうしますか? ばんそうこうを貼ったり、ひどいときには病院に行ったりしますよね。体は目に見えるし、さわることができます。ですから、傷ついたところがあれば、すぐに手当てをすることができます。では、心はどうでしょうか? 心には形がなく、目にも見えず、もちろんさわることなんてできません。誰かの心ない言葉に傷ついたり、悩みや心配ごとがあっても気づきにくいものです。あなたの何気ない言葉や行動が原因で、心が傷ついている人がいるかもしれませんよ。
手の心も自分の心も、見えないからこそ大切にしたいですね。
<ストレスは どこから?>
これから、心の健康についてお話します。今回は、「ストレス」について取り上げます。みなさんは「ストレス」って聞いたことありますか? ストレスは、あまりたくさん心の中にためたままにしておくと、イライラしたり、体を壊したりすることがあるのを知っていますか?
1.どんなことが「ストレス」になるんだろう
成績や受検、人との関係、忙しすぎる生活、環境が変わるなど、普通は、嫌なことがストレスになることが多いですが、「いい子だね」、「勉強がよくできるね」って誉められることも、「そうならなきゃいけない」と思ってしまう人にとっては、ストレスになってしまうことがあります。みなさんはどんなことがストレスになっていますか?
2.ストレスがたまると・・・
頭やお腹が痛い、肩こり、めまい、耳が聞こえにくい、吐き気、髪の毛がたくさん抜ける、夜眠れない、何もする気がおきない、物事に集中できない、どんなことでも心配で不安になる、気分が落ち込む、イライラする、食事のコントロールができないなど、ストレスがたまるとこのような症状が出ます。
皆さんにはこんなことがないでしょうか? 今までこんなことがなかったのに、最近よくこうなるなぁという人はストレスが溜まっているのかもしれません。
3.「ストレスを感じているな〜」と思ったら。
@のんびり入浴する
A好きな趣味にふける
B気の合う友人とおしゃべりをする
C睡眠を充分とる
Dゆっくり音楽を聴く(イライラ、落ち着かない時はテンポが早い曲、落ち込んでいる時はゆっくりとした曲を!)
E楽しいことを考える
いろいろと、「ストレス」についてお話をしてきましたが、一番大切なことは、「学校に来るのが楽しい」ということです。毎日楽しい生活が送れるように、自分のことをもっともっと知りましょう。まだまだ、かぜやインフルエンザがはやっていますから、健康には充分気をつけて下さい。自分の身体を守ることができるのは自分自身です。
子ども相談室より−18−
子ども相談担当
思春期の子どもを持つお母さん、お父さんへ
子育てが最も難しい時期はいつごろでしょうか。乳児期、幼児期、学童期から思春期・・・その答えは保護者のみなさんそれぞれで異なることでしょう。どの時期にも、それなりの苦労があるものです。
子育てが大変な時期が、私たち親自身の人生が大変な時期と重なってしまうこともあります。けれど、そんなときにも、できるだけ日々の暮らしを大切にし、今この時を精一杯生きていければと思います。この子には今何が必要なのか、親として何をしてあげられるか、それをできるだけ考えてあげたいと思うのです。
たとえば、思春期の子どもは、何よりも親に自分の話を聞いて欲しいと思っています。「親は自分の話を聞いてくれない。」そんな不満を抱えている子どもは実に多いのです。
思春期とは、子どもが自分は何者であるかを考え、悩む、自己発見の時期とも言えます。人生の意味を問い、自分は何のために生きるのかを模索する時期なのです。将来どんな仕事につきたいか真剣に考えはじめる時期でもあります。子どもは何よりも、そんな自分の悩みを親に聞いて欲しいと思っています。子どもの話に耳を傾けてみて下さい。不安な心を受け止めてあげてください。そして、励ましてあげてください。それがこの時期の子どもには何よりも必要なことです。
思春期には、子どもの身体が大きく変化します。あたたかい心で支えてあげましょう。喫煙や飲酒、性についての正しい知識を伝えることも大切です。思春期は子育ての総決算の時とも言われます。子どもを望ましい方向へ導くことのできる最後のチャンスとも言い換えることができるでしょう。
やがて子どもたちは巣立って行きます。その前に、自分を信じ、人を信じることの大切さを教えたいと思いませんか。地に足の着いた子どもは、悪い誘惑に負けたりはしないものです。
期待しすぎると、子どもは疲れてしまう
規則で縛り付けると、子どもは抜け道を探す
何でも言うことを聞いていると、子どもは自己中心的になる
失敗ばかりさせていると、物事を途中で投げ出す子になる
約束を破ってばかりいると、子どもはやる気をなくす
否定されてばかりいると、子どもはどうしていいか分からなくなってしまう
子どもの気持ちを大事にすれば、子どもは思いやりのある子に育つ
信じてあげれば、子どもは本当のことを話してくれる
親が自分に正直に生きていれば、子どもも自分に素直になれる
子どもに任せれば、子どもは責任感を持つようになる
親が自立していれば、子どもも自立の芽を伸ばす
健康な生活を送っていれば、子どもは身体を大切にする
支えてあげれば、子どもは明るい子に育つ
違いを認める家庭であれば、子どもは生き生きする
あたたかい目で見守ってあげれば、子どもはやさしい子に育つ
子どもを信じて未来を託せば、子どもは頼もしい大人になる
お母さんがニコニコ笑って子どもを見つめる表情は、とっても美しいものです。子どももきっとそう思っているでしょう。ニコニコ笑っているお母さんが、子どもは大好きです。しかし、子どもの言動が思い通りにならないと、お母さんはイライラしてきます。子どもが言うことを聞かないと、ガミガミ怒ってしまいます。ガミガミ怒ってしつけがうまくいくかというと、なかなかうまくはいかないものなのです。むしろ、しつけがうまくいくお母さんは、普通ニコニコ笑っていることの方が多いのです。うまくいくからニコニコになるというよりも、ニコニコだからうまくいくのです。イソップ童話の『北風と太陽』の話を思い出して見てください。ガミガミ怒ってばかりの子育ては、この北風と同じではないでしょうか。子どもは反発心をもち、親が望む行動はとりたがらないか、親の言うとおりにしたとしても、納得せずイヤイヤ従うでしょう。ニコニコ笑いながらの子育ては、太陽のやり方と同じです。子どもは母親の笑顔に見守られ、励まされ、自主性をもって行動していけるのです。一流のビジネスマンは、笑顔でお客様に接するために、鏡を見ながら「キープスマイル。キープスマイル。キープスマイル。」と毎日笑顔を磨く努力をしているそうです。太陽ママになるためには、少しばかりの努力が必要です。「ちょっとあたし、この頃イライラやプリプリが多いかしら?」と感じたら、あなたも家族のためにそのような努力をして見ませんか。さらに、やる気のある方のために太陽ママになる秘訣をこっそりお伝えいたしましょう。きっと子育てが今より楽しくなるのではないでしょうか。 太陽ママの子どもは、きっと父親を尊敬し、母親を尊敬する子どもになります。太陽ママに育てられた子どもは、太陽のように明るく生き生きとした子どもになるでしょう。