家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信                          NO316
2003年(平成15年)11月21日発行

大  王  や  し
 


 
発 行 所  台中日本人学校   電 話     2567−2079
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校長室より
校 長  松 井 幹 夫
1.小学部6年生の修学旅行を振り返って
 12日(水)から14(金)まで、2泊3日の修学旅行に行ってきました。6名という少人数の学年ですが、子どもたちは、台湾の人々と接することにより、人の温かさを数多く学んできました。
 2日目の三地國小との交流では、私たちが到着する前から歓迎の準備をして下さり、校長先生は、今は遅しと玄関で待っていてくださいました。到着すると、全児童、全職員のみなさんが、太鼓に合わせて大きな拍手で熱烈な歓迎で出迎えてくださり、感極まりました。交流では、日本人学校から歌、ダンス、縄跳び等を披露しました。縄跳びでは、三地國小の子どもたちも数多く参加し、充実したひとときを過ごしました。その後、子どもたちは、三地國小の6年生と図工の授業を一緒に受け、現地の「切り絵」を制作し、素晴らしい作品を仕上げ、給食もみんなで楽しくいただきました。11月1日(土)の学習発表会に参加した三地國小の子どもたちから、親しく積極的に声かけがあり、国際交流が深まっていることを大いに実感いたしました。
 ルバルバおばさんのお宅では、トンボ玉作りを教えていただきました。その上、貴重な民族衣装も着せて頂きました。陳おじさんから、お茶をごちそうになりながら昔のお話を聞かせていただきました。
 子どもたちは、2泊3日の修学旅行でより一層「なかまの絆」を深めたことが、最大の収穫でした。
 
2.マラソン大会に向けて        
 いよいよマラソン大会に向けての練習が始まりました。子どもたちは、自己記録の更新を目指して頑張っています。学校でも子どもたちの安全に十分配慮していますが、ご家庭におかれましても、毎日の健康観察にご注意下さい。
 私もダイエットを兼ね、子どもたちに負けないよう練習に励みたいと思います。
 
 
汝?國小交流会
11月5日(水)、小学部児童が汝?國小と交流会を行いました。
 
 
 
 
 




 
 
 
 
      みんなで楽しくゲーム。            汝?國小の児童によるダンス!
 




インフルエンザ予防接種
11月6日(木)、インフルエンザ予防接種を行いました。泣いてしまった児童、生徒はいなかったよね?
 
 
 
 
 
 
 




 
 
        「痛っ・・」                  「あら、余裕ですね。」


 
発表会 at sogo
11月8日(土)小学部4年生がそごうで歌と太鼓を使った演奏を発表し、大好評でした。
 
 
 
 
 
 
 




 
 
       「さ〜く〜ら〜♪」               「それ!お祭りだぁ!」
小学部6年生修学旅行
11月12日(水)から14日(金)まで台湾南部へ6年生が修学旅行に行きました。
 
  
中学部生徒会役員選挙
11月12日(水) 後期生徒会役員選挙が行われました。
 
 
 
 
 
 
 




 
 
  各候補者、それぞれ立派に演説できました。     投票用紙に記入後、投票箱に投票します。
 
 
 
 
ペ ン リ レ ー
ここには、保護者や地域の方、学校関係者からの思いをリレーの形で掲載させていただきます。今回は、台中日本人学校 小学部3年担任です。
 
「学習発表会あとがき・・・」
 
 学習発表会が終わったあと、久しぶりに3年生の子どもたちとまた校外に出かけてみました。グランドの横の道を、田の様子、畑の様子を確かめながら歩いていました。田の稲は、今年2度目の刈り取りを待って穂が重そうにたれています。小6と中1の人たちの刈り取りも終わったから、ここもあと少しだねなどと話しながら遠くの方を見やると、「飲水思源亭」がある方向のもっと奥の方に、高く鉄骨が組まれ、その上に何基ものクレーンが林立している工事現場が見えました。子どもたちがとっさに思ったのは、「飲水思源亭が壊される。」という考えだったようです。「先生、すぐ飲水思源亭に行こう。」予定変更し、早足で向かいました。「あった。よかった。」子どもたちは一安心して、ついでにここで魚釣りをしてもよいかと言うことまで村の人から聞き出し、満足して学校に戻ることができました。で、くどい気もしますが補足紹介を・・・。
 
 『飲水思源』、中国のことわざです。「水を飲むときには水源のことを思い、そこに関わる多くの人々努力に感謝しましょう。」「物事の根本を忘れないように」という意味を含み、台湾でも「道徳」に相当する時間に小学生でも習うそうです。
 学習発表会でもふれましたが、東海大学のあるあたりの中港路から、秀山村の飲水思源亭付近までの広大な土地に、「科学工業園区」を建設する計画があるそうです。新竹にある科学工業園区と同じようなものらしく、すでにいくつかの大工場が移転を決め、工業用電源の敷設も進んでいるそうです。子どもたちが見た大きな建物の工事現場も、その一つなのかもしれません。見ていると日に日に大きくなっています。「この飲水思源亭も2年後にはこわされるんだ。」と言った村の人の言葉が、急に現実味を帯びてきました。人も世の中も年々歳々変わっていきますが、何かを残しておきたい気がします。
 
 台湾でプラットホームのことをなぜ月台というのかまだわからないのですが、想像することが楽しいすてきな名前の付け方だと思います。銀河鉄道のように宇宙の世界まで連れて行ってくれる列車が発着していそうです。
 この、月台と線路のことを詳しく教えてくれたのは、忠義村の村長「韓燕蘋」さんが紹介してくださった「王縁中」さんという退役将校の方です。この方は、台北の総統府で12年間も参謀という役職についていたというえらい方でした。学校のある秀山村、お隣の忠義村、そして六寶村はまだ歴史の浅い村で、この三村をあわせたこの辺り一帯を昔は「十三寮」と呼んでいたそうです。もともと軍隊の施設として第十三医療大隊がおかれ、傷病兵が療養するところでした。大きな建物が8棟あり、それぞれに「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」という名前が付いていたそうです。それらは、「本部」「病棟」「厨房」などにわかれ、そのひとつに「焼き場」もあったそうです。今でもその当時の建物がいくつか残っているそうですが、「焼き場」は真っ先に取り壊されたそうです。軍隊の施設にあわせ鉄道線路や月台が建設されたのは1938年ころ、台湾の日本統治時代の末期、太平洋戦争開戦の直前のころでした。その後の使われ方は、3年生の発表の通りですが朝鮮戦争当時の1950年ころには、台中港まで線路が延び軍の物資と砂糖が輸送されていたそうです。ですから、南は台中港まで、北は豊原と潭子で台湾縦貫鉄路に接続して鉄路が延び、台湾各地や海外まで輸送路がつながっていたことになります。縦貫鉄道への接続時には、日本の鉄道で一般的な狭軌から標準軌に変えなければいけませんが、台車には幅広の車輪もついていて、簡単に変えられたそうです。日に何本走るかや、発車時刻などは軍の秘密で周辺の人も知らなかったということでした。軍の施設以外は一面「台糖」のさとうきび畑がひろがり、さとうきびの輸送も重要な役割でした。時代の流れとともに、輸送方法が鉄道からトラック輸送に移行し、さとうきびの生産も収益が確保できなくなり、1990年から1993年の間にだんだん使われなくなって今に至っているようです。
 
 ほんの少し、学校の周りの様子や歴史をさかのぼれただけですが、生活感を感じ取れたり、日本人の活動の姿がすぐそばでもあったことを感じ取れたりと、興味深いものがありました。
 
 
 
 
 
 
 
 日時 2003年(平成15年)12月12日(金)
 
 
 
(1)開会式 9時35分〜9時45分        開始予定時間
(2)小学部3・4年生女子スタート(1600m)   9時55分
(3)小学部3・4年生男子スタート(1600m)  10時10分
(4)小学部1年生男女スタート   (800m)  10時25分
(5)小学部2年生男女スタート  (1200m)  10時35分
(6)小学部5・6年女子スタート (2000m)  10時45分
(7)小学部5・6年男子スタート (2000m)  11時00分
(8)中学部女子スタート     (2400m)  11時15分
(9)中学部男子スタート     (3600m)  11時40分
(10)閉会式                    12時10分
 
 
 
※雨天の場合は15日(月)に順延。授業は平常日課で行います。
※決定は午前6時、中止の場合のみ緊急連絡網で連絡いたします。
 
 
 
 
 
 
 






子ども相談室より−13−

子ども相談担当

I am OK.You are OK.」の考え方

 交流分析という学問によると、人間は自分自身の人生のポジション(位置)を持っている、そして4つのポジションの中で生きている、といわれます。そこで、OKかOKでないか、という表現で4つのポジションを確認してみましょう。

@自分がOKである。他人もOKである。

 これはいちばん望ましい状態で、精神的にも健康です。自分自身を基本的に好きで、自分は結構いい人だと思え、他人も受け入れられる立場です。自分と他人の存在価値を同じように重要なものとして受け止めている状態と言えるでしょう。自分も他人も認めています。

A自分はOKでない。他人はOKである。

 この立場は一般的に、他人と自分を必要以上に比較し、常に自分の無力さを感じる人だと言われています。つまり、いつも劣等感を持っているのです。単なる思い込みや勝手な偏見で、自分は頭が悪い、とか、能力がない、自分は人から愛されていない、というように感じています。これは、自分を値引きしている考え方で、「どうせ思考」とも言えます。他者に依存的にもなってしまいます。

B自分はOKである。他人はOKでない。
この立場は、自分は人のせいで苦労や犠牲を強いられてきた、と感じている人が多いようです。自分がみじめなのは他人のせいだと非難するのです。非行少年・少女や犯罪者はしばしばこの立場をとっているそうです。本来的には自分に対して無責任な状態だとも言えるのではないでしょうか。

「自分はがんばっているのに、だれも認めてくれない」

「私はよくやっているのに、まわりは・・・。これではうまくいくはずがない。」

などと思っていては、人とよい関係をつくることはできません。
ここでいう「自分はOKだ」というのは、@の立場と違い、自己中心的なOKなのです。こんな立場の人は、@の状態を目指して自分を客観的に見て欲しいものですね。

C自分はOKでない。他人もOKでない。

 これは、人生や社会に希望や関心を失ってしまった人の立場です。何をやってもどうしようもできない、と常に思っているのです。多くの場合、大きなストレスを抱えていたり精神的に弱っている状態です。絶望感が強くて行動ができなかったり、生きていく目的や存在意味がなくて、自分の中に寂しさや恐れ、あきらめ、無力感、無感動、無責任などの感情が強くあります。この立場にずっといるのは、精神的に弱っている状態なので、場合によっては精神科や心療内科などの専門医の診断を受けたほうがいいかもしれませんね。
 人とよい関係がもてたり、世の中でうまくいきやすい人は、自分も他人もOKである、という立場の人で、そのほうが幸せになりやすいといいます。自分も他人も受け入れられる時間を少しでも多く持つことが、人生を豊かに生きるポイントかも知れませんね。

人にきらわれる対応について

普通の会話でも、「こうしたがいいよ」「きみは否定的な人間だなぁ」などと、つい言ってしまうことがありますよね。私たちは無意識のうちに、相手の気持ちに共感しているようで、実は、自分の気持ちや感情で聞いてしまうことがあります。これから、相手に嫌われるコミュニケーションのパターンを紹介しましょう。この12の嫌われる対応パターンは、だれもがやりがちなことなので、覚えていただいたほうがいいのではないでしょうか。

@命令する:これ以上話ができなくなる。

例「愚痴ばっかり言っていないで、もっと努力

 しなさい」

A脅迫する:これ以上話は進まない。

例「そんなことをしたら、後で絶対後悔するよ。」

B説教する:受け入れてもらえない気持ちになる。

例「そんなことすべきでないよ」「あなたは、自己表現が下手なんだよ。」

C逃げる:話し手は聞き手とつながっていないと感じてしまう。

例「そういうことは、私は詳しくないので・・・」「グチとかは、苦手なんだ。」

D講義する:理詰めで言われると、自分を受け入れてもらえないと感じます。

例「その人が嫌いだと思うから嫌になるんだよ。嫌いと思わないでその人といい関係をつ

くっていけばいいんだよ。」

E非難する:否定的なことを言われると反抗的な気持ちになる。

例「きみは、すぐ弱音をはくね。」「そんなことを言って、本当は自分が悪いんじゃないの?」

F油を注ぐ。増幅する:大げさに話し、問題を大きくしてしまうのはよくない。

例「そんなに勉強がきらいだったら、やめたほうがいいよ。」「それは、すごく大きな問題

だよ!」

Gはずかしめる:自分はダメな人間だと感じてしまうような言い方をする。

例「あなたは、いつもばかなことをするね。」

H解釈する:相手の行動の背景にある動機や理由、原因を分析すること。

例「それはあなたの劣等感の裏返しで、本当はプライドが高いからじゃないの?」

 「それは彼が浮気している証拠よ。絶対に別れたほうがいいわ!」

●こう言われると、反抗的になったりイライラしたりするでしょう。

I哀れむ:話をよく理解しないうちに次のように言ってしまうと・・・。

例「きみは、とてもかわいそうな人だね。」「あなたって、不幸なんだね。」

●何か、見下されているように受け取ってしまいますよね。

J尋問する:問題の原因や動機、理由を見つけようとして、一方的に質問をすると、話し

たくないことまで聞かれて強要されている感じがする。

例「おまえは、○○くんにそう言われて怒ったから相手の頭を殴ったんだろう?」

 「どうして、そこで発言をしないんだよ。だから何も変わらないじゃないか!」

Kごまかす:相手の悩みから話をそらすと、受け入れてもらえないと感じ、それ以上話を

したくなくなる。

例「なんとかなるよ。そんな暗い話はやめよう」

 「そんなことより、来週の週末に買い物に行ってパァ〜と発散しない?」

 さて、あなたには心当たりはありましたか?私にはいくつか思い当たる部分がありました。某先生から以前言われたことがあります。

 人間はつい、自分の感情や考え方を相手に押し付けてしまいがちです。しかし、きちんと相手の話を聞いていくうちに、話の筋が見えて話している人そのものも見えてくることがあるでしょう。
 ピア・カウンセリングをするしないに関わらず、普段でも好かれるコミュニケーションができるように意識し、行動することは大切ですね。それがあなたの人間関係を改善し、人間的な成長を手助けしてくれることにもつながっていくことになるでしょう。